内容説明
モノに込められた念を撮影できる男・加賀美鏡介。その能力を買った警察から、名門校・桜葉女子学園で発生した「PTA会長殺人事件」の捜査協力を依頼された。容疑をかけられたのは警備員の谷。多くの生徒に信頼される彼に何が? 鏡介の能力で解決も早いかと思いきや、坂本龍馬暗殺にまつわるモノを念写で発見した鏡介は、いまだ分からぬ暗殺犯捜しを始めてしまう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LUNE MER
15
何だか自身の他作品の宣伝が多い印象もあり第2作。今回の歴史ミステリーは龍馬暗殺犯であり、珍しい説を主張しているものの、個人的には「QED龍馬暗殺」のほうが深みがある気がする。とはいえ、軽く楽しめるミステリーとしては良作だと思う。舞台が神保町周辺で書泉グランデ近辺なので、またあの辺りをブラブラしたくなる欲求に駆られてしまうのも本書の効用。2023/04/01
アクセプター
4
ヒロインについての救いは無かった様な・・・龍馬の暗殺についても斬新な説はなかったし、というか百目鬼氏が島田という人間に疑いを抱かないとか有得ないと思う。最初に出てきた時からあまりにもあからさまなので、まさか最後に加賀美氏に纏めさせるとは思わなかった・・・2014/05/15
まさやんやで
3
★★★☆☆読了しました。坂本龍馬については・・・ほぼほぼ・・・な感じでした。もう少し絡みがあれば良かったなとも感じます。まあ色々ある説の、アレでしたが、それはそれでという気持ちです。2021/12/07
こう
3
うーーむ。やはり歴史の謎が弱いかな。念写探偵の意味も薄れてしまってるし・・・2009/12/20
きとう
1
★☆☆☆☆ シリーズ2作目。キャラは増えてるけど内容的には前と変わらない運び。やっぱり念写能力の必要性が感じられない。あと他シリーズのキャラが出てくるけど、あまりに急に出てきたせいで、そちらが未読な読者としては何で出したの?と思ってしまった。というか、バザー2日目からの展開が早すぎて。2012/09/08