内容説明
実地調査で必要なことは？ ものの見方から服装、荒天時の対処法、資料収集やインタビュー、レポートのコツまで、しかと心得るべき点をやさしく解説。森や川、身近な場所をさまざまな視点で見て、その成果を発信するにはどうすればよいのか、実地調査の具体例４件を紹介。あわせてスライドの作り方や聞き手に伝わる話し方など、プレゼンテーションのコツを伝授する。
目次
1 ものの見方について
2 基本(1)FWの服装・携行品など
3 基本(2)気象条件への対処方法
4 基本(3)インタビューの心得・仕方、メモのとり方
5 基本(4)資料収集の仕方
6 発表(1)レポートの書き方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nさん
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フィールドワーク入門書。基礎的な部分は類書と変わらない。ただ本書の特徴は「（自然）環境」に特化したガイドになっているところだ。ここでも、事前の資料収集による予想・仮説の必要性が挙げられている。つまりは調査に際して、調査者本人の先入観はむしろあって良いと、しかし、あくまでそれは資料に基づいたもの（予習の大切さ）である必要があるのだ。現場ではその仮説が肯定されたり否定されたりして新たなストーリーが浮かび上がってくる。その他、理系視点のレポート（論文）のまとめ方も文系で環境問題に取り組む人には参考になるだろう。2018/10/15
