内容説明
ナスカーレースを間近に控え、沸き立っているブリストルの街に着いたボブは一路、ニッキの病院へ向かった。幸い娘の容態は良好と知らされると、彼は即座に娘を狙った犯人捜しの聞き込みを開始する。その彼を尾行する男たちが現われた。彼らは犯罪者集団グラムリー一家の者たちだった。かつてボブの父アールが〈悪徳の都>ホットスプリングスで対決した犯罪者集団グラムリー一家の末裔たちだ。日本刀での死闘で負った刀傷が完治しない体を奮い立たせ、使い慣れた銃を手にボブは闘いの地へ赴く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
61
アクションシーンが多くなったせいか、ヘタな訳もマシと思えるほどには気にならなくなった。アーノルド・シュワルツェネッガーの映画を観たような読後感である。背後にいた大ボスが意外な人物だったことに、ちょっとだけ驚いた(笑)。2022/07/05
み
25
いつもはボブさんを止めるジュリイさんが、ボブさんをけしかけてた感が(@_@)ボスも事件も予想外で楽しみました。ボブさんだけでなくニックさんも、お年ですねぇ。2021/08/08
ドナルド@灯れ松明の火
17
下巻に入ると急展開が待っている。相変わらず凄い火器が登場しナスカーレースに沸く会場でハチャメチャな事件が起こりボブが大活躍する。グラムリーを操っていた麻薬密造のボスは意外な人物だった。いつも通りのスカッとした結末だった。2017/06/21
慧の本箱
9
さあ下巻です。ああ~ボブ!やっぱり肉弾戦は無理だったみたいね。と思わせて下巻が始まります。終盤はスッキリしっかりまとめてもらいました。このシリーズ又追いかけて手にしてみようかな。2019/07/11
佐々陽太朗(K.Tsubota)
7
『極大射程』や『ブラックライト』ほどの緊迫感と高揚感は無いものの、それなりに楽しめました。ミステリとしての仕掛けはそこそこ良い線をいっています。しかし、ガンファイトにおいてはボブが強すぎるのか、相手が迫力に欠けるのかハラハラ感が若干不足。総合して5点満点の4点といったところ。4点は甘いというご意見もありそうですが、わたしはハンター・ファン。それ以下の点をつける気はありません。(笑)2010/03/18