内容説明
最果ての地シベリアで遺産汚染が発生。かつて人類が経験したことがない最悪の事態が起こりつつあった。 その頃、由宇は地下深くの牢獄に自ら閉じこもっていた。闘真との決別は彼女から全てを奪い、かつての孤高の天才に戻してしまう。 己を知るため真目家に戻った闘真。そこに「ロシアにいるクレールの母に会え」との要請がくる。クレールのため、そして禍神の血の本質を知る者に会うため。闘真とクレールは恐るべき未来が待つとも知らず、ロシアへと旅立つのだった。二人の再会はいつ!? 驚展開の新章突入!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
26
遺産を巡るSFバトル作品第十弾。決別した由宇と闘真のその後を描いた新章開幕です。イラストも変わったけど、作品の感じも変わったような気がしますね。冷たさの中に温かみのある展開が混じっているからか、今までよりも読みやすくなったように思う。マモン、八代とクレール母娘のやり取りは癒しですな。ただ全体的に地味で、特に戦闘描写は迫力に欠けていたからか、かなり微妙でした。まぁ、今回は序章っぽいし、物語が本格的に動くであろう次巻に期待すべきなのかな。由宇と闘真のイチャイチャが欲しいぜ…2015/11/24
しぇん
19
KindleUnlimitedで。シベリア編開幕。クレールの母親登場したりと物語がまたうごいたなと。外伝読み飛ばしてたけど、外伝で蛟との話し合ったりしてるんですね。親世代がどんな関係だったのか読み飛ばしてるのはちょっとわからない事多いのかなと2024/02/23
FFLJAPANter
5
良い序章、スロースタート気味だがB級映画感と丁寧さを両立させた良い塩梅。それにしても味方になったマモンいいっすね、ほんとに良いキャラクターっすわ……2024/02/07
ロックⅡ世
5
シベリアで峰島遺産によって生まれた無機物生物を巡ってロシアとADEMの戦いが始まります。この生命体の目的、また軍事利用を模索する軍など、世界滅亡の危機でヤバそうですね。今回は闘真サイドと由宇・ADEMサイドが互いの事情を知らずに各々動くので、どこで交わるのか楽しみにしていたのですが次巻に持ち越しのようです。今回はクレールと叔父、蛟の妻でクレールの母でもあるスヴェトラーナが登場。他にも意外な面々が次々とシベリアに集まり一体何が始まるのか、序章と言った感じでほぼ進行はないので次が本番ですかね。11巻に期待です2023/12/23
YO-HEY@紅蓮ロデオ
5
なんか、一気に雰囲気変わったな。マモン、好きだなー2014/01/29




