内容説明
児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 世界的注目作家の新たなる代表作。リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが――。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
370
面白い。続きも楽しみ。闘う大蛇や空飛ぶ狼のような架空の生き物が戦争に使われる、そういう時代のファンタジー。その破壊力があまりにも強力故、封印され、禁じられた飼育法に、主人公エリンが気づいていく。様々な工夫を重ねて動物と対話していく過程がスリリング。強い動物たちの支配術は、戦争の道具として注目を集めるのか?ハラハラドキドキの展開。2020/06/08
kishikan
339
1巻を読んだだけなのに、ハリ・ポとかロード・リングのような壮大なスケールのファンタジー映画を見てるような気分になってくる。上橋さんは初読みだけど、こんな小説を書く日本人がいるんだと、ある種の感激。物語は始まったばかりだけど、どんな展開が待ち受けているんだろうと、もう期待感で一杯。人間の持つ心の歪を描きながら、親子愛、動物愛に溢れた物語になるんだろうな、と思いつつ、でも映画になるんだったら、日本映画じゃ表現しきれないだろうな、とかいろんな思いが交錯しつつ、とにかく次巻以降を読むのが楽しみ!2015/04/28
よむヨム@book
284
★★★★☆ 星4つ 上橋先生、最初から泣かせてくれる。 エリンと母親の別れの場面や訳有りのジョウンがエリンと暮らす場面とか、こういう所に弱いんです。 どんどんこの世界のことがわかってきた所で面白さも増してきたので、早速にⅡ王獣編へ行ってきます。2022/03/08
bookkeeper
258
★★★★☆ 初読。"闘蛇"や"王獣"といった幻獣たちが生息する世界を舞台にしたお話しの第1巻。幼くして母を失った少女が、複雑な出自や孤独に抗いながら成長していく。幻獣たちの生態や人の文化などリアリティたっぷりで、地に足が着いている感じ。ファンタジーはどうも苦手といった方も楽しめます。エリンは獣医的な職業を目指すことになるんでしょうか。健気な主人公、火種を抱えた政治情勢、禁忌の技の謎…ひとたび手に取ったら、続きが気になること間違いなし! 「この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを、知りたいのです」2019/03/03
射手座の天使あきちゃん
246
「霧の民」の娘エリン 幸せな暮らしが、罪に問われた母の死で一転、不思議な人生の歯車が廻り出す どんどん物語の世界に引き込まれます2009/09/20
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