新潮新書<br> 身内の犯行

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新潮新書
身内の犯行

  • 著者名:橘由歩【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2011/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106103148

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内容説明

いまや殺人事件のうち、二件に一件が「身内」で起きている! 愛すべき家族同士で、なぜ殺意が芽生え、どのようにして殺害に至ったのか? 秋田連続児童殺害などの子殺し、板橋両親殺害爆破などの肉親殺し、渋谷「セレブ妻」夫バラバラ殺人などの夫婦間殺人、そして、中津川一家五人惨殺などから現代の家庭内殺人の深層を探る。あなたの家族から殺人者を出さないために、身内ゆえの歪みを活写したノンフィクション。

目次

第1章 わが子を殺める(秋田連続児童殺害事件;佐賀・長崎保険金殺人事件 ほか)
第2章 なぜ親は殺される(土浦一家三人殺害事件;名古屋母親殺害事件 ほか)
第3章 母親と息子(中津川一家五人殺害事件;茨城孫殺人未遂事件 ほか)
第4章 妻が夫を殺す時(渋谷「セレブ妻」夫バラバラ殺人事件;名古屋「ネット依頼」夫殺人事件 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさうさ

26
日本の殺人事件の半数は家庭内で起きている。親による子殺し、子の親殺し、一家皆殺し…ニュースで記憶してる事件もあり、改めて事件の背景を知る事が出来た。身内を殺すという事の敷居が低いのか、色んな歪みもあるのだろうけど、ただただ恐ろしく現実離れしているような感じ。2016/07/08

澤水月

12
記憶薄い山口礼子夫息子殺しがまさか夫の浮気相手夫の報復強姦から端を発し山野一漫画の如き転落見せるとは…。あと茨城の「組」は私も目の当たりにしたが凄い濃すぎる互助会で確かに高齢者による孫殺人未遂も庇いそうな排他雰囲気。後書き「子供は親が使える存在」はハッとした、黒バスの渡邊も虐待のabuseは利用という意と気付きを得ていた。DVも虐待も気付きが無いと逃げられない。「凶悪」モデルの編集子がまとめるきっかけの奇縁。福島母首切断も少し触れられ新書だが濃い。黒川祥子名義「誕生日を知らない女の子」も読みたく2014/10/29

たこやき

8
精力的に取材を行っているのは認める。ただし、「私の経験では~」というような著者の経験の過度な一般化、さらに、扱われるのが全てセンセーショナルに報じられた事例だけに、それを家族内犯罪全般に一般化するのはどうだろう? と感じる。しばしば、「こういう想いで行動したに違いない」という予断も多く、全体的には辛い評価にせざるを得ない2010/03/02

しげ

6
すべての事件の、すべての原因を「親の愛情不足」といった「家族の問題」としてとらえる視点だけでは「家族」はどんどん追い込まれていくばかりなのではないかと感じました。「家族」というつながりに頼らなくても、なんの問題もなく生きていけるような、新しい生き方のモデルケースが必要だと感じました。 2018/12/06

おらひらお

5
2009年初版。親族関係の殺人事件に潜む家族関係を確認したものです。子供はけっして大人の欲望を実現するための道具でないことを再確認できました。読んでいて気持ちの良いものではありませんでしたが、学ぶところは多い一冊でした。2013/02/22

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