内容説明
人類の9割に寄生した宇宙生物「星虫」は、人々の身体能力を増幅させるなどして最初は歓迎されたが、その姿がグロテスクに成長していくにしたがい、人類を乗っ取るためにやってきた侵略者ではないかとの疑念を持たれ始める。そんな星虫を最後まで信じる女子高生を主人公にした、青春SFの傑作が、姉妹編の『イーシャの舟』との合本となり、復活!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろぞー
27
特にイーシャの舟が好きでした。最初、天邪鬼の見た目?なのに可愛く見えてしまう(*´꒳`*)内容も人情ものですし、SFなんだけれども、物語にすんなり入っていける気軽さが良いですね。心が温まる一冊。2017/04/20
さとちゃん
3
予約して購入したのに、ようやく読了。新潮文庫版のイラストイメージが強すぎたため、手を出しにくかった。「星虫」「イーシャの舟」ともに新潮社版、朝日ソノラマ版を読んでいるけど、再版されるたびに入る手直しによって、作品としては完成度が上がっているように感じる。が、それが好きかどうかは別物なのだ。うーん。2013/12/27
こま
3
新版星虫とイーシャは読んでたけど、時間のせいか加筆のせいかかなり別物。後、星虫とイーシャの間で微妙にリンクしてあってニヤニヤした。しかしこうして繋がりを持たせられると、星虫が落ちてきた時、イーシャの面々は誰も星虫を成虫化させられなかったのに違和感を感じますな。2013/08/27
やまだ
3
ジュブナイルSF。「星虫」と「イーシャの舟」の合本。両方とも未知の生物とのファーストコンタクトを描いている。「星虫」は中盤、虫を徹底的に不気味に描写する事で、後半のジェットコースター的な展開がよりハラハラし、オチがよりさわやかに。「イーシャ~」はとにかくイーシャがかわいい。初登場時のイラストが異様に怖いのだが、読み進めるとそれすらキュートに見えてくる。登場人物も良く、特に和美の強烈さは出色。十年に一度ペースで版元、判型を変えて出版されるのも納得の良作。2012/05/16
xilosi
3
えーとですね。星虫最初読んでから17年。今読んでもゼンゼン面白いです。激しくお薦めします!!2010/08/26