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内容説明
第13回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞 受賞!! 美男三千人！ 男女逆転「大奥」完成の裏にあるドラマが…!? <家光編>堂々のクライマックス！ 時代は少女将軍・家綱、そして五代将軍・綱吉へ…！ 人々の様々な想いを飲み込んで、<逆転大奥>はさらなる進化を続ける──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク＠灯れ松明の火
104
『わしはこの徳川の世を存続させるために生まれてきた、将軍という名の人柱である！』１ページまるまる使った家光公のセリフにぞくり。お褥辞退の有功とのやり取りは別な意味でぞくり。これで物語から去ってしまうのか？有功どの。 四代家綱〜そして悪名高き［犬公方 綱吉］に加えて曲者・右衛門佐登場。 由比正雪の乱・明暦の大火・末期養子と時代小説ファンには嬉しい小ネタ。個人的には曲者・右衛門佐より眼鏡の秋本登場が嬉しい。2010/11/01
明智紫苑
101
予習と復習の再読。綱吉も右衛門佐も怖い人だな。綱吉はこの時点で30過ぎのようだから、いわば「ロリ系美魔女」という事になるね。いわゆる「魔性の女」はクールビューティよりカワイイ系の方が多いという説もあるようだし、やっぱり同じ女として怖いよ。2015/06/17
れみ
93
家光が女将軍として立ってからのお話から。それにしても…将軍としての仕事をしながら子どもも生んで…って絶対長生きできるわけないわーと思ってしまう。途中で入る農村でのエピソードでもそうだけど女性が大変すぎる。そして4代家綱の時代(有功、大奥を去る)を経て5代綱吉の時代へ。この巻の前半では青年だった玉栄(桂昌院)が急にオジサンになったみたいに感じて面食らう(^_^;)ここからしばらく続く綱吉・右衛門佐編、結構つらい展開もいっぱいなんだけど久しぶりに読むのが楽しみ。2013/12/18
greenish 🌿
80
（再読）将軍は女、大奥には美男三千人。男女逆転大奥絵巻。第4巻 家綱編 ---春日局亡き後、男装を解き女将軍として統治することを宣言するも27歳で逝去する家光。有功が大奥総取締・玉栄は落飾し桂昌院に、4代将軍・家綱が誕生し、世継ぎの無いまま逝去。そして5代将軍は妹の綱吉に･･･となんとも目まぐるしい展開！ 有功・家光の心の絆もこれにて終了なのね･･･。さてさて、京からやってきた右衛門佐、どんな曲者ぶりを発揮するやら。2014/04/27
蝶よ花You
70
女は恐ろしい((((；゜Д゜)))恐ろしい生き物なのですよ！な四巻(笑)。家光からの三代に渡る将軍の変遷を描いた今巻ですが、同じような運命を辿っていくのに、娘と云えど似通った人間が一人もいない。そして、一人一人異なる脅威をはらんでいる。ましてや、それが力をもった人間なのだから、なんと恐ろしい事か。この作品をここまで読んできた中で、最も視点の異なる、異彩を放つ巻かと思います。とにかくこの巻では女の脅威を味わって頂きたい。2014/06/17
