内容説明
「稔ちゃんをいじめたら、オレが許さへんからな」。幼なじみの亜紀に、幼稚園入園以前からいつも守られてきた、情け無い失意の日々。弱虫で惨めな自分と訣別するため、稔はボクシング・ジムに入門した。同じ高校に進む亜紀には内緒のはずだったが「稔君の行ってるジム、見つけたからね」と言われてしまう。（講談社文庫）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
19
時代は変わったなぁ。ヒロイン、亜紀の不器用っぷりを見ていて、「ああ、こんなに、女の子は女の子であることに苦しんでいたっけ」と思い出していた。試合でキワもの扱いされたり、幼なじみの態度の変化に苛立つ亜紀を見ていると、シモーヌ・ド・ボーヴォワールの『第二の性』からの言葉『人は女に生まれるのではない、女になるのだ。』という台詞も何だかふに落ちた。大人も子供も、不器用でいとおしい人たちばかりが登場する話。2008/11/07
との＠恥をかいて気分すっきり。
8
感想は下巻で。2015/03/29
cactus
4
以前にも一度読んだことがあるのだが 青春ものとしては なかなか面白いと思う2012/02/25
Pure
2
超絶美少女にして、勉強、スポーツもできる子と幼なじみの男子の青春ストーリー。まあ、マンガが文字になった作品ですね。もう少し上手に書ければ、グイグイ引き込まれる作品になったのに惜しい。あっさり楽しむにはお薦め。しかし、読メのユーザー数が少ないのにびっくり。2013/03/29
NoDurians
2
もう少し文章を整理しないとわかりにくい。前に映画を見て、そのときに買って以来積ん読だったんだけど、だいぶん映画よりも込み入った話。2012/03/12
