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内容説明
ツーカイ妖怪行脚、最新刊!!小兎(シャオツー)おまえ、非存在街(ありえないまち)への行き方を知ってるそうじゃないか。若旦那、二度と戻れなくなるよ…。あの負け戦の置き土産は人でない奴らの集う街、そこに行きたきゃ小兎を呼びな。喪くした記憶も燃え上がる怪異面妖ワンダーホラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
29
「夢幻紳士」に登場した女芸人「手の目」を主人公に据えたスピンオフ。鮮やかな技巧で芸を披露しながら様々な事件を解決していく物語。江戸っ子口調で姉御肌な彼女だけど時折孤独がにじみ出て、人間臭さもありますね。ラストに登場した小兎(シャオツー)は、彼女にどんな影響を与えるのか。2020/10/25
眠る山猫屋
21
夢幻紳士スピンオフ。少し大人になった少女“手の目”。暗い時代を独りきりで生きてきた“手の目”の心の支えは、やっぱり例の若旦那。女泣かせです(苦笑) 後半、かなり成長した“手の目”の艶やかさ。それでも独りきりと強がるかわいらしさ。2012/05/03
ヒロ@いつも心に太陽を!
14
某サイトでこのシリーズの新刊がピックアップされていて、評判がよかったので試しに買ってみた。「手の目」とは何ぞや?今までに目にしたことのない水墨画のような独特な画風と独特な世界観。これは万人受けしそうにはないが、確かにはまるかもしれない。ただ、予想以上に描写がグロテスクなところがあったので、私のように怖いものが苦手な人は覚悟されたし。どうやら別作品のスピンオフだと読メで気付くが知らなくても楽しめる。でも知ったからには若旦那の正体が知りたいので本作も読んでみるしかあるまいなぁ(´ω`*)2011/04/14
tenso_h(堀川てんそ)
5
朝日ソノラマ社雑誌時代の画風が好きだったので、ずっと気にしている作家さん。近年は太く柔らかい線ばかりが前面に出ていたように思うのだけれど。この作品には擦れと線のシャープさがあって良いなと。願わくば初期作の堅さ・脆さ・神経質さを進化した形で取り戻す作風を期待したい。2016/10/11
akiu
4
「夢幻紳士」のスピンオフ、女芸人「手の目」が主人公。ホラー系の読み切り作品集って感じ。とても妖しげな雰囲気で良いです。途中で少女から女性に急成長したのはびっくりしたけど、その方が作品の雰囲気にあっているのでよかったような。見鬼や小兎といったサブキャラもいい味出してます。あと、妖怪の独特なタッチは作者の真骨頂。いいですねぇ。続きも読みます。2018/08/01