新潮文庫<br> 山本五十六(上)

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新潮文庫
山本五十六(上)

  • 著者名:阿川弘之【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2011/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101110035

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内容説明

戦争に反対しながら、自ら対米戦争の火蓋を切らねばならなかった聯合艦隊司令官山本五十六。今日なお人々の胸中に鮮烈な印象をとどめる、日本海軍史上最大の提督の赤裸々な人間像を余すところなく描いた著者畢生の力作。本書は、初版刊行後、更に調査し、発見した未公開資料に基づき加筆された新版である。上巻では、ロンドン軍縮会議での活躍を中心に、若き日の山本像が描かれる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

141
どちらかと言うと、『小説』と言うより、『伝記』に近い。って、これって伝記か⁇実際、読んでみて…実は…『山本五十六』という人物を、「知っているようで知らない。」・「知らないようで知っている。」事に気づいてしまった。これはやばいと思い、wikiを観ながらの読書となった。まずは…戦国や幕末・明治維新の人物たち以上に、登場人物が多い。知っている人物も多いが、またここでwiki。他の歴史家さんと同じように、阿川さんも山本は勿論、他の歴史上の人物に対して正直。五十六自身は、故郷に対して熱心。実は賭博も恋愛も…。後半へ2022/05/20

skunk_c

59
この人物の評伝は色々読んできたが、このすでに古典と言って良い本書にたどり着いた。「反独3提督」を逆順で読んできたので、当然重複する部分も多く、ページ数の割にすらすら読めた。全体に高評価で五十六の人物像を見事に描き出しているが、アメリカ在住の割に現地の友人が少なかったという事実は述べられているが、その理由には踏み込めていない。長岡人で河井継之助を敬愛し、故郷に対して思い入れがあることや、酒を飲まないが酒宴では人一倍サーヴィス精神旺盛なところ、そしてギャンブラーな五十六像は、本書に発しているのかもしれない。2022/09/16

Willie the Wildcat

28
現実主義であり、かつ先見性に富む実務家。規律を重んじるも、人情に溢れる人間性。故の米内氏、井上氏、山本氏の個性が活きる。但し、個性の強さは山本氏か・・・。賭け事は氏の人生。加えて、大食漢。立ったまま団子を15串!?蛇足だが、米内氏との「手裏剣の練習」は、洒落か、それとも真剣なのか?前者だろうなぁ・・・。(下戸な点を除けば)どこまでも豪傑!2013/10/25

James Hayashi

27
時系列に書かれているのでなく、山本の賭け事や異性関係、下戸である事など司令長官としての仕事ぶりではなく、ざっくばらんに書かれている。目を見張ったのは、昭和9年に大和や武蔵の計画が上がるが、山本は当時から巨大戦艦より航空機が時代を制すると見越し、戦艦の建造に反対していた。世界軍縮会議により日米の戦力の差は明白であり、海軍は先手必勝の短期決戦を望む。その為、ハワイのアメリカ太平洋艦隊を叩く構想を実現。いかに彼が海軍を指揮して行ったのか?下巻へ。2015/10/28

aponchan

24
先に井上成美を読み、米内光政との3部作との事で、最も有名な山本五十六に着手。あまり、人物像にイメージなく読んだが、井上成美氏に比較すると人間味の溢れる優秀な海軍軍人の印象が強く残った。下巻も読んでみたいと思う。2019/03/13

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