内容説明
【3年ぶりだね、日本の紳士淑女諸君! お待たせしてしまったねえ。ふむ、諸君との友愛関係を祈り、今宵は吸血鬼と人間の関わりについて話すとしよう】 【ドイツ南部にて発生した、村人達の集団失踪事件。我々の『組織』はその事件について会議を開く事になったのだが――時を同じくして、ミヒャエル君がある決意を胸にグローワース島を飛び出したようだ。当然ながら、そんな彼を追って我が娘のフェレットも島を飛び出し……そのまま若い男女の甘酸っぱい追走劇になれば良かったのだがね】 【人間と吸血鬼の男女。この組み合わせが生むのは果たして悲劇かロマンスか……過去と現在の物語の中で、君達がそれぞれの思いを抱いてくれれば幸いだ】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
END
10
今回でやっとテオの話がスッキリした。やっぱり成田 良悟の小説はこうでなくっちゃ♪ってくらいの、群像劇&バカ騒ぎでした!!ラストの吸血鬼vs食鬼人のバトルは圧倒的過ぎで面白い。特に『玉虫色』の人を食ったようなキャラがカッコ良かった。このシリーズは半分くらいミヒャエルの為の物語になってきた気がするな。キャラクター辞典が付いてたけど、『バッカーノ!』でも是非採用して欲しい。2013/12/19
雨ヨ@感想後まわし;
10
色んな話がてんこ盛り!相変わらずの群像劇で楽しかったー。というかもう成田先生の描くヴァンパイアが癖の強い、アクが強い、個性が強いww本当に面白いwこういうキャラを作らせたら最高だと思ってる。そしてこのキャラの魅力を生かしつつ話を進める技量がすごい。血族の皆様はどんな方でしょう。しっかしキャラ本当に増えすぎww2013/07/06
シン
5
組織と血族の戦闘があったり、ミヒャエルとフェレットの話があったり、博士と教授の昔話があったりと1冊で色々な話がでてきた。チワワの吸血鬼が「チワワだと」と言われ「狼と言え」という会話は笑ってしまった。2013/04/04
凛
4
今回はおなじみの群像劇色が強かった。『組織』のキャラ達が一気に増えて賑やかになりましたが、ここまで多いと痛い人達の羅列のように見えてきてしまったような…。それでも面白いキャラが多いことに変わりありませんが。テオとエルザの真実が今回一番面白かった。ルーディが不憫でならない…。橙黒藍黄金がスキかな。2013/03/07
佳蘋(よし)
4
吸血鬼の定義って一体なんなんだろう?てゆーか、「無」って吸血鬼じゃないじゃないですか。血吸ってなさそうだし・・・。2012/11/17