内容説明
【親愛なる日本の紳士淑女諸君! 月並な問い事で申し訳ないが――諸君は吸血鬼の存在を信じるかね?】 【――失敬、名乗るのが遅れたようだ。我が名はゲルハルト・フォン・バルシュタイン! このグローワース島を預かる、子爵の称号を賜りし吸血鬼! 自己紹介代わりに、我が島で起こった一つの騒動について話をしようではないか! ……まあ語らせてくれたまえ。暇なのだ】 【君が私の話を信じるも信じぬも、私が人にあらざる存在という事は一目瞭然であろう? 何しろ私の身体は――】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
20
ヴァンパイア多種多様。何でもあり。ここまでやれば立派なものだと思う。2017/09/12
END
10
『オツベル〜』を読んだ勢いで購入。最初はイマイチ入り込めないなと思ったけど、267ページからの急展開で一気に面白くなった。一番人間から程遠いのに一番人間臭い子爵。吸血鬼に恋する真っ直ぐで無鉄砲なミヒャエルなんかのキャラが好き。でも、一番はヴォッド!!最初はただのチンピラみたいだったのに、ラストに向けてのカッコ良さが凄すぎる☆さすが“偉大なる小悪党”ですな♪2013/08/03
シン
9
主人公という主人公がいなく、後半からのネタ晴らしがとても面白かった。ヴォッドが最後の方でイケメンに見えてきたのは俺だけではないはず・・・。それにしても子爵様があんだけ強いのに弱い部類に入っているとは思わなかった。2013/03/12
岬
8
バイト先の先輩に拝借。小物市長のヴォット様が好きすぎてしょうがない。道化ちゃんとはやく元通りになって欲しいなぁ。そう、道化ちゃんも可愛くて好き。というか女の子らすべてかわいい。ああ続きが気になります!2013/11/01
詩歌
6
吸血鬼とダンビールと人狼と吸血鬼ハンターばっかり出てくる話です。ゲルハルト・フォン・バルシュタイン子爵には、是非お会いしたいものです。グローワース島はその筋の観光地にすればいいんだよ! 私行くよ!2014/05/23