内容説明
シーアは婚約者の死後社交界を去り、ひっそりと暮らしていたが、突然、ロンドンの父に呼び戻された。伯父の莫大な遺産を相続することになった彼女を父は有力者と結婚させる腹づもりらしい。仕方なく社交界に戻るやいなや、求婚が殺到。だがシーアは、誰の求婚も受けないと固く心に決めていた。リチャードはシーアの変貌ぶりに目をみはった。結婚を促す叔母の計略により再会した彼女には可憐で屈託なかった少女の面影はまるでない。いったい、彼女の身に何が起きたのだ?★苦々しい過去の秘密。けれどその秘密こそが幸福な未来への扉を開ける鍵となり……。HS-299『誇り高き愛人』に登場した伯爵の弟リチャードの気高き決断に胸を打たれます。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
11
「誇り高き愛人」もだったけど、ヒロインに与えられた試練がヘビーだった。エリザベス・ロールズの特徴かな?それによってヒーローの愛が試されるわけだけど、このヒーローは安定感があってたいへんよい。2023/04/16
矢田ふみえ
7
金目当てではない求婚者、いとしくて結婚したいんだ。っていう好青年。いい人だったねぇ。2017/11/21
びわ
5
ヒーローが包容力あって素晴らしい!兄とは大違いだ。ヒロインも辛い目にあったのに勇気があって素敵。ヒロイン兄にも幸せになってほしいなあ。2013/01/12
びわ
3
人の感想読むとまた読みたくなるのよねー。ヒーローもヒロインもほんと素敵。ヒロインが幸せになれてよかったなあ。2013/11/24
キッチンタイマー
3
足が不自由なリチャードとシーアの話。ダンスに誘われてシーアが踊るの?と尋ねると腕じゃなくて足で踊るさと答えるところが精神的なタフさがあって好き。シーアに存在感がある。2012/10/18