内容説明
増田明美のマラソン小説、いよいよ完結! オリンピックの舞台に立てるのはだれか?! 陸上をはじめたあの日から始まったオリンピックまでのひとすじの道。経験者にしか書けないマラソン小説・完結編。オリンピックへの道、そのすべてがここにある!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テクパパザンビア
18
面白かった。まさしくカゼヲキル勢いで三巻読みました。増田明美さんの声が聞こえるくる感じがした。女子マラソン頑張って応援します。2019/07/26
B.W.
13
主人公美岬の10年。う〜ん・・・残念。もっと細部を丁寧に描いてくれれば・・大作になる要素はたくさんあったはず。そこはやはり著者の力量ですかね。まあ〜著者にそこまで求めるのは酷かな?2011/11/11
Totchang
10
蔵書再読第八弾、増田明美さんのカゼヲキル3巻シリーズから最終巻です。実業団で長い準備の期間を過ごし、美岬はロンドンオリンピックマラソンコースのスタートラインについていました。増田さんにしか書けなかった女子マラソン選手の作り方。あとがきで「一番伝えたかったことは、マラソンで五輪や世界陸上などのスタートラインに立つまでに少なくとも十年以上の歳月がかかるということです」と記しています。ロンドンから8年。東京オリンピックは少なくとも1年の延長が決まりました。選手の再選定もあるのか、目が離せません。2020/04/22
ほんのむし
4
主人公の美咲さんも、一巻目から数えると十年が過ぎました。すっかり大人になったねえ。って親戚のおじさんにでもなった気分に浸れます。 しかし、マラソンって大変な競技やねんなあ。少しずつ距離を延ばしながら、マラソンを走れる体を作り上げるのに10年も掛かるなんて! なんだかテンションが上がって、会社の帰り道にて走ってみたら、足首がぐにゃってなって痛いやら恥ずかしいやら・・・2019/02/13
ゆき
4
★★★☆☆:途中で故障などがあるものの駆け足気味で物語が進むため少し単調な感じに。ただ最後の試合で今まで支えてきてくれた人々の顔が走馬灯のように次々と浮かぶ場面はうるっと来た。後味はとても爽やか。2013/03/23