内容説明
日々行われる半額弁当争奪戦の世界を知り、ＨＰ(ハーフプライサー)同好会での活動を続ける佐藤洋(さとうよう)。ある日、佐藤のもとに同い年の従姉(いとこ)・著莪（しゃが)あやめが訪ねてきた。数カ月ぶりの再会の後、佐藤は知る。彼女もまた「湖(みずうみ)の麗人(れいじん)」の二つ名を持つハンターであり、ＨＰ同好会会長・槍水仙(やりずいせん)との対決のためにやってきたのだということを。従姉の突然の来訪に戸惑う佐藤だったが、それは半額弁当を求める者たちを戦慄させる壮大な陰謀劇の幕開けに過ぎなかった！ 己の誇りと空腹のために、走り、跳び、戦いそして喰え！！ 庶民派シリアス・ギャグアクション、大騒乱の第２弾。――ザンギって何だ！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
77
２巻目読了。１巻目とほぼほぼやってることは同じだけど今回は一巻に比べるとやや店の範囲が広がり東西のナワバリみたいな対決編でした。新たな登場人物もチラホラ出てきてバランスの取れた内容でした。 ただ結局の話半額弁当の争いを真面目にバトルものに変えるラノベだけにこのままだと飽きが来そうな展開ではある。その打開策で、普段の学園生活でボキャブラリー沢山の日常がありますが、これもそのうち飽きそうではある。 でもまだ自分の中で楽しいからまだ続けて読めそうです♪2022/11/28
海猫
65
たかが半額弁当に無駄に壮大さが出てきて馬鹿らしいがそこがいい。前巻より熱気もまして終盤のアクション描写の濃さはかなり燃える。アニメも見てるがこっちも快調！2011/11/06
まりも
62
半額弁当を手に入れる為に闘う狼たちの姿を描いた物語第二弾。佐藤の従姉妹・著莪が佐藤たちの前に姿を現わすところから始まる話。今回も熱量とバカバカしさが共存した良い話でした。やってる事は前回同様ただの半額弁当争奪戦でしか無いのに、熱いだけじゃなくちょっと良い話にするとかアサウラさんは色々芸達者な人やね。あと食だけじゃなくSEGAネタが多かったのも結構ツボでした。著莪も可愛らしかったし、今回も大満足です。今後はラブコメ模様も期待できそうなので、次巻以降も楽しみだ。2015/12/09
とら
55
一巻からしばらく間を置いての二巻。でも、約七ヶ月前に読んだ前巻の弁当争奪戦、いや狼たちの誇りを賭けた熱い戦いが鮮明に脳内に思い浮かぶ。今巻も、前巻のクオリティを絶やすこと無く、というかさらに、話にのめり込んで読むことが出来た。何だろう、この世界観に慣れてきたのか、それとも自分の半額弁当に対する考え方が変わったのか。分からない。分からないけど、でもこれだけは言える。決して、たかが半額弁当、と思わず、それを全身全霊で求めようとせん者たちを馬鹿にしてはならない、と言う事だ。狼として誇らしく生きろ。2011/10/26
Yobata
35
半額弁当争奪戦に参加することになり、槍水仙のいるHP同好会に入り、狼として生きることになった佐藤洋。ある日、従姉の著莪あやめがやって来る。著莪も実は｢湖の麗人｣という二つ名を持つ狼で、槍水と戦いに来たのだという。しかしそれは東地区を牛耳るガブリエルラチェットを率いている｢帝王｣による西地区の狼殲滅作戦の序章に過ぎなかった…。しかもその計画には真の目的があり…。相変わらず真面目に読んだらバカを見るくだらない(良い意味),けれどとても熱い展開の話だったwとりあえず佐藤一族はセガ好きすぎでしょwネネ14歳は→2012/04/14
