内容説明
流星軍とスラファト軍との最終決戦のまっただ中、瀕死の重傷を負ったセドリックは、エルを見失った心の痛みも癒えぬうちに、ミトと別れることになる。 「誰だ、貴様は」 それは、最悪の瞬間に目覚めた、彼の真の敵との出会いでもあった。 重傷を負ったまま、竜王と対峙するセドリック。一方、最果ての地で会おうと約束し、別れたアンブローシアの身にも、新たな事実がもたらされていた。 「なぜ、竜王はガリアンルードだけを執拗に滅ぼそうとしたと思いますか?」 銃と魔法が世界を律する壮大な異世界ファンタジー、ついに終局への引金が引かれる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
12
ここまでしか揃えられなかった・・・! 11巻完結のはずなのに。チャンドラースの最期を読んでいて感じましたが、重傷を負ったものがこれほど長く時間稼ぎができるものなのか・・・?2013/07/11
藍
1
荒削りなところが目立つんだけれど、それでも伝えたいことというか書ききりたいことが強く伝わってくるのがこのシリーズの魅力だなと実感した9巻。チャンドラースの最期にぐっときました。2014/02/15
yumi
1
チャンドラースが最期まで格好イイ。二人目(二つ目?)のスパイの正体は悲しかった。それがこの人たちの宿命やったんやろな。せめて、神殿だけでなくジュディを道連れにできていたらいいなと思う。2011/07/15
ひじきわかめ
1
灰海編あたりから、少しづつ読み辛い文章になってきている気がする。読み始めは読みやすいと思っていたのだけど。裏切り者発覚の流れが、あまりしっくりこなかったせいかな。2011/06/12
deltazulu
1
チャンドラース!!!!(声にならない叫び)わかっていました。わかっていましたとも。あの潰走からの逆転は無理だって事は。チャンドラースが逃走することもないって事は。それでも……あの腐れ兄貴め。執念が生み出したとも言えるスパイ問題でしたが、それを乗り越えて、最後の魔法を使った、撃つことができた彼こそが英雄だと思いました。ああもう泣ける。すっかり忘れてた(僕の意識の中で)アンは、まさかの真実が見えてきたけれど、さてセドリックは助けることが出来るのかしら。2010/08/16