内容説明
「ゾーンは、絶滅した」 拉致した音緒にそう告げたのは、ほかならぬゴースト自身だった。「嘘じゃねえ。俺が最後の一人さ」 本当に? でも、だったらなぜそれをあたしに? 音緒の当惑をよそにゴーストは言葉を続ける。ひいてはゾアハンターと取引をしたい。騒ぎを起こさないかわりに、このまま見逃してほしい、と。しかし運命は、彼…そして彼らに安寧の享受を許しはしなかった。ゾアスクァッド。精鋭自衛官で組織されたゾーン討伐部隊。最新鋭の武装に身を包んだ彼らが、最後のゾーンを「狩る」ために動き始めたのだ。丈とゴースト、そしてゾアスクァッドによる人知を超えた戦いが始まる! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
6
KU。停戦の申し込みを蹴ったらソリャ大事になるよ。一般市民を無差別に殺すゾーンを退治するために一般市民を無差別に殺すとか本末転倒なんだよなぁ。アホかと。そんな、戦いの虚しさとか、それでも引けない現実とか、ハードな部分がカッコよく描かれている。次が気になるので、次!2022/08/05
MasakariR
1
素晴らしい2020/06/13
set-you
1
ある種事故的な展開で、怪物狩りを担わざるを得なかった丈の心情が、美咲の死を乗り超え新たなる段階へ。同時に提示されたのは、人類と、知性を持つ怪物ゾーンとの在り方に対する問い。物語の風呂敷がいよいよ広がってきたかな。 2011/04/09
47
1
単なる化物退治ではすまなくなったゾアハント。知性ある彼らとの共存の日々は来るのか、それとも―。2009/09/26