ちくま文庫<br> 小説東京帝国大学(下)

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ちくま文庫
小説東京帝国大学(下)

  • 著者名:松本清張【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2015/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480424273

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内容説明

「帝国の大学」は高級官僚の養成所として、明治国家体制の中核に位置づけられていた。上巻で触れた東大七博士の対露強硬論は山川健次郎東大総長の免官で幕引きとなるが、やがて国定教科書の改訂をめぐって提起された南北朝正閏論争に連鎖していく。また、それと並行するかのように起こった赤旗事件や大逆事件の顛末を通して、明治体制の実態を浮き彫りにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつ

49
これは果たして小説なのか、それとも清張の歴史観を見きわめるだけの小論なのか。上巻はそれなりに小説の体をなしていたようだか、下巻は登場人物に言に名を借りたドキュメンタリー風に見える。東京帝国大学の当時の現状をあからさまにするというより、自らの学問的な見解を小説に見立てて検討しているに過ぎない。もっと流れを整理して大学のあり方を描いて欲しかった。他にも清張にはこんなような作品があるようだが、看板を掲げるに際して気をつけて欲しかった、というのだけが感想です。2019/02/11

Shinsuke Mutsukura

0
私が注目していた視点が色々テーマになっていて面白かったです。 長州閥(薩摩も似たようなもの)が権力を握ったので世の中がおかしくなったのだと思います。 そもそも、山口あたりの貧乏藩ごときの連中が権力の中枢に巣食っていたから、下品になっていったんだと。。。 この流れが敗戦後に一掃されず悪習が残って、山縣有朋になろうというような連中ばかりが自民党なんでしょうね・・・。 話を元に戻すと、学問ってのは突き詰めると世の中の矛盾に必ず突き当たるってことです。だから、正義ってのは勝者だけの理論なんですよ。2016/09/06

bittersweet symphony

0
タイトルに東京帝国大学と出ておりますが、東京帝国大学関連の話は全くの傍系、出てきても文部官僚としての扱いがメインです(「哲学館」事件に関わる人事や渡米した幸徳秋水の動静を探るなど)。話としては、明治後半のいくつものテーマ(天皇制論・大逆事件・学問と政治の関係論・明治維新の大義名分論等々)が数珠繋ぎにあらわれては波紋を残して消えていく様を描くもので、各局面の登場人物が左右上下入り混じり魅力的に描かれています。2008/05/17

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