内容説明
大昔、日本は北と南でアジア大陸と地続きだったが、温暖化によって……。ところで「日本」はニホンかニッポンか、日本人の要件って何だろう? バーのカウンター席で始まった歴史談義は、漠然と受け止めていたけれど実は全然知らなかったんだと気づかされることのオンパレード。八幡平や桶狭間などの現地踏査も交え、数々の不思議に理論で迫る。原日本人、邪馬台国、柿本人麻呂、空海、織田信長、東州斎写楽、太平洋戦争――日本人なら知っておきたい七つのテーマに、鯨史観は如何なるアプローチを試みるか。好評を得た『邪馬台国はどこですか?』『新・世界の七不思議』に続く、第3弾。/【目次】原日本人の不思議/邪馬台国の不思議/万葉集の不思議/空海の不思議/本能寺の変の不思議/写楽の不思議/真珠湾攻撃の不思議/*本電子書籍は『新・日本の七不思議』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
19
久々の鯨統一郎。原日本人、邪馬台国、柿本人麻呂、空海、信長、写楽、太平洋戦争の七つのテーマについて、ライターが歴史談義の中で異説を開陳するというしつらえ。かつての著者の作を読んだ時はもう少し面白かったはずなのに、というのが偽らざる感想。小説の形をとっている興趣が感じられないためか、驚きの説では根拠を示されているのもかかわらず、どこかトンデモ本の講釈を拝聴している気分になる。いくつかはなるほどそう来たか、と思える一方、驚きは少ない。世のフェイク・ニュースの蔓延のため、この手の本が楽しめなくなっているのかも。2024/10/26
NAOAMI
10
年号と歴史、人物の経歴、言葉・世相等々、縦横の糸を絡ませながら「~と言われてる」が?的な物言いで新説・奇説を繰り広げる歴史バトル。ライバル関係だった宮田・静香が仲良く史実を巡る旅へ。出会う人が歴史通だったり権威だったりしての論争へ。史実がどうの、歴史を専門にしている人の常識とか、そんなのこっちは知らんけど。教科書の太字、見出し程度のことが判っていれば十分に楽しめる。七不思議分の短編ゆえに、やり取りの浅さは否めないが、突拍子もない解釈とも思えないリアリティ発想は、案外エェ加減でいいんとちゃう?と思え笑える。2025/06/28
ドットジェピー
5
面白かったです2024/10/09
agtk
3
またまた再読。写楽つながり。2025/01/07
ちゃあぼう
3
今回はいつものバーを離れて日本各地へ現場検証を行うような形でストーリが展開していく。今回のそれぞれの話ももっともらしく思え、真実とはその時代の当事者しかわからないものだろうと思えた。この作品ではお酒の説明(主にカクテル)が勉強になりました。スピンオフ作品もあるようなので、そちらも読んでみようかなと思います。2024/11/04
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