徳富蘇峰 終戦後日記 IV 『頑蘇夢物語』完結篇

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徳富蘇峰 終戦後日記 IV 『頑蘇夢物語』完結篇

  • 著者名:徳富蘇峰【著】
  • 価格 ¥1,026(本体¥933)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062141307

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内容説明

2・1ゼネスト中止命令、日本国憲法施行など、昭和22年前半の記述を収録した完結篇。蘇峰は経済混乱のさなか、国鉄が電車を止め、新聞社、放送局までもがストに便乗して要求を押し通そうとする世情を厳しく批判。また戦争の敗因を分析し、昭和の人材不足が最大の原因と結論する。さらに「事総て志と違う予の人生」を振り返り、中庸の欠如と行き過ぎの通弊を抱えた日本を憂え、冷戦激化の国際情勢に警告を与えて筆をおいた。

目次

無秩序乱脈の世相―昭和二十二年劈頭の回顧<br/>精神的にも日本は四等国以下<br/>米国、旧日本領諸島を確保―日本自存自衛の行動を切取強盗とは<br/>何故に日本は敗れたるか(一)これを語る予の前提<br/>何故に日本は敗れたるか(二)人物の欠乏<br/>何故に日本は敗れたるか(三)彼我首脳者器局の懸隔<br/>何故に日本は敗れたるか(四)東亜民族指導の資格欠如<br/>何故に日本は敗れたるか(五)先天的欠陥と後天的欠陥<br/>何故に日本は敗れたるか(六)全体的大構想の欠如<br/>何故に日本は敗れたるか(七)敗戦の禍機、蘆溝橋事件‐満洲国と日本〔ほか〕