内容説明
明治・大正・昭和を通じた大言論人・徳富蘇峰。平民主義を唱道して論壇に登場、一転して帝国主義の使徒となった蘇峰は、戦後、戦犯に指名されたが、終戦直後からその心境を赤裸々に綴った日記を残した。玉音放送の三日後より記録された日記は、無条件降伏への憤り、東條、近衛など政府首脳や軍部への批判、超然たる態度に終始した昭和天皇への苦言と戦争の行方を読み誤った自らの悔悟が率直に語られてた第一級の歴史史料である。
目次
『頑蘇夢物語』一巻(敗戦空気濃化と予;陛下の玉音を謹聴して ほか)
『頑蘇夢物語』二巻(戦争犯罪者と戦争挑発者―駐日米国大使と会見の顛末;和平工作と鈴木前首相 ほか)
『頑蘇夢物語』三巻(日本軍人と降伏;陛下のマ元帥御訪問まで ほか)
『頑蘇夢物語』四巻(更にまた『此頃十首』;マッカーサーの手、宮内省に及ぶ ほか)
『頑蘇夢物語』五巻(首相東條と予―戦争犯罪容疑者裁判において弁護人たるべく牧野良三氏に依嘱せるについて松山常次郎氏に宛てたる書翰;大正天皇祭とクリスマス;日本の国宝皇室;戦争に於ける皇室の御態度)
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