内容説明
源氏の宝刀「鬼切と蜘蛛切」を奪ったのは、全身に式神を宿した謎の女陰陽師、夜鳥子だった。それを義経と頼政、二つの源氏から放たれた猛者たちが追う。逃げる夜鳥子は、東北の雪深い山中で鬼退治を使命とする若い僧侶、求道に出会う。二人は、旅路の中で次第に惹かれあっていく。だが、求道もまた夜鳥子を追う者の一人だった……。鬼才ゲームデザイナー桝田省治の人気シリーズ、微エログロ+伝奇アクション第3弾。夜鳥子と求道の出会いを描く純愛編!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
零崎夢織
3
シリーズ3作目は夜鳥子が生きていた時代の話。源氏一族の守り刀ともいわれる髭切・膝丸の二刀を葛城の手に取り戻した夜鳥子に追手が放たれる。蔵王にて追手を始末したものの腹が減って動けなくなった夜鳥子を求道が助けることに。二人が出会い、夜鳥子は追手から逃れるために、求道はみちのくの鬼退治のために行動を共にすることに。 一、二巻に続くための物語で見知った名前がちらほら。そこが繋がるんだという感じで楽しく読めます。ただ相変わらず行の細かいところまで読ませる文体の為、読むのに時間がかかる。 2015/09/27
くろは
0
今回は求道、夜鳥子が出会う平安時代の物語です。右一文字、左一文字誕生の話とか現代編の謎が語られてます。転生して幸せになりたい・・いい話ですね。2011/12/15
星野流人
0
おもしろかった。
pomme
0
☆2010/06/29
銀城
0
前世編、というべきか。1巻の発端となる夜鳥子と求道坊の出会いを描いた物語。設定がしっかりまとまって来たためか、そのキャラクター故か、これまでの二冊よりも物語に深く入り込める面白さがあって良かった。