内容説明
別れた女が不治の病と知ったとき――八丁堀同心として年輪を重ねた日下伊兵衛。見世物小屋で男に働かされる女に同情し、芝居に興奮した侍に父親を斬り殺された子の世話を焼く。そんなとき医師玄朴から、足繁く通っていたおさわの消息を聞く。苦悶して死んだ玄朴の妻と同じ病だというのだ。
感想・レビュー
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立て邦彦
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先に読んだ「十手人」と、ずいぶんトーンが違った。たんたんと述べられた 同心日記のような。。。でも、ちょっと泣ける。孤児になった佐吉がいじらしい。でも強いなあとも思う。おさわさんも。2013/11/23
あここ
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1年振りに伊兵衛さんの続きを読んだ。さくさく話に入って行けて面白かった。登場人物みんなの気持ちが細かく分かるんよなぁ。。。奥さんと愛人でグラグラする伊兵衛さん。しかし、よく言うたなぁ。。。愛人やった人が病気やねんって・・・だから???って思ってまうけど。面倒見てあげるって上から言う奥さんは嫌い。 まぁ。。。それが武士の妻なんやろぉか。偉そぉぶってるわ・・・ 。新一郎くんおめでとぉ。結婚前に子供できちゃうのがふしだらって言われんくなったんはいつからなんやろぉなぁ。。。これから嫁VS姑あるんかなぁ・・・2010/02/13