内容説明
酸素欠乏症を引き起こす時限式爆発物を追い、名古屋の中心街をF1で疾走する臨床心理士・岬美由紀は最悪の事実を突きつけられる。それが高校に仕掛けられたと。そして残された時間は1時間を切っていると――。いじめや自殺、社会格差など、現代日本の抱える問題に鋭く切り込みながら、美由紀の新たな側面を描き出す。シリーズの新たな地平を切り拓く第5弾。異色の社会派エンターテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
26
学校内で起こった籠城事件がメインで進んでいきました。岬美由紀 の活躍もさることながら、今回は高校生たちがメインだったので、すこし少し今までのシリーズ作品とはイメージが違った感じがしました。2013/01/24
mimomo
16
またまたありえない設定だけど、どう収まるのか気になって読み進めました。酸素カプセルしてみようかな(笑)2013/10/24
どんちん
15
本作品をとばして堕天使を先に読んだら、妙に話がとんだように感じたのであわてて、読んだのだが。。。あまり期待した展開ではなかったw それはそれとして、今回はそれほど話の規模は大きくないはずなのだが・・・なぜか?全国レベルでの展開となっていたことには、驚いたw それにしても、無理に自衛隊機に乗せなくてもいいのにと思ってしまう。特に今回はちょっと無理あるなぁって感じだった。ストーリーとしてもちょっと無理っぽいけど、確かに一案としてはおもしろいかもしれない。2014/02/20
ひー坊
10
やっぱ凄いわ。松岡圭祐先生は。今読むから、少し前のネタだけど、時事ネタに絡めて小説にするとか本当に凄い。あまり血生臭い描写もなかったし、本当に面白かった。2018/11/27
Yuki
9
今回も、トンデモな設定でしたが、お約束なのでそれはそんなに気にならなかったです。でも、今回ほとんど美由紀の活躍というか、出番がなかったように思います。やったことはといえば、地下街を車で暴走、F15を無断で飛ばす、アパッチで銃撃戦…。なんか、暴れまくって空回りしている気が…。時事問題をからめ、痛快なエンターテイメントですが、無理やり自衛隊や美由紀をひっぱり出してきているきがして、ちょっと違和感を感じてしまいました。面白いんですけどね。2014/08/06