ハーレクイン<br> 夜だけの誘惑

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ハーレクイン
夜だけの誘惑

  • ISBN:9784596511713

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内容説明

結婚して五年がたつのに、ビッキーは夫ケイレブに自分のすべてを解放できないでいた。厳しい祖母に育てられたせいで、ベッドのなかで思うままにふるまえないのだ。こんな私を、ケイレブは本当に愛してくれているのかしら。だがある深夜、夫の出張先のホテルに電話したビッキーは、電話の向こうにケイレブの秘書の声を聞き体が震える。ケイレブにほかの女性が?呆然としつつも、ビッキーは決心した。きっと、彼をもう一度私に夢中にさせてみせる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

19
自分の息子をかばう気持ちはわかるような気がするけど、育児放棄したのは母親だけじゃなく父親もじゃないか。父方の祖母に育てられ萎縮して育ったヒロインが可哀想。ヒーローにも口にしたくない生い立ちの秘密があってお互い遠慮ばかりで夫婦間の距離を埋められない。実は熱愛夫婦なのに。特にヒーローったら妻以外の女性と触れ合うなんて考えるだけで嫌悪を覚えるほど。妻にぞっこんな夫って良いわ。秘書の誘惑をきっぱりはねつけるのも○。存在を否定されて育ったふたりが勇気を出して行動と言葉両方で気持ちを伝えようとする姿勢が素晴らしい。2017/06/16

☆ひとこぶラクダちゃん☆

4
本当は愛し合っているのに、幼いころの悲しい体験が邪魔をして相手を信じることができなく冷たい態度をとり続けてしまう・・・。2018/01/29

ちゃろ

3
⭐⭐⭐夫婦再生もの。お互い子ども時代が悲惨だったけど、それを相手に伝えず、なんでもない振りをする。ヒロインは、ベッドで解放できない自分にたいして夫が退屈しているとか、我慢しているとか、考えて離婚を切り出す。ヒーローも、妻が自分に触られたくないんだと思い込み徐々に距離をおく。言葉って大事なんだと思った。表に現れる行動だけで物事判断したらダメね。でも、この二人のように勇気を出して、言葉にして誤解を解いて距離を縮めるのは、普通は難しいね。2014/09/27

Ogicch

2
ロマ小説にあるまじき、重いテーマだった。 人によっては自己の弱さを認め、相手に見せることができるようになるのはなかなか大変なことだ。理解と信頼、そして愛情を勝ちとるためにどこまで自分をさらけだせるか考えさせられた。それができずに離婚を選ぶ人もいるだろうな。 それにしても、この作家さん、うじうじ思いつめるキャラをよく出すな~。2017/06/15

キッチンタイマー

2
仮面夫婦物語。この二人はおばあちゃんの紹介で知り合わなかったらもうちょっとマシな結婚生活が送れたのではないかと思った。次から次に言わなかったことがぽろぽろ出てきてまだあるのかと。少しずつ、傍目には見てられない夫婦になるところがよかったね。2013/11/16

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