内容説明
クロゼットの町は大騒ぎになっていた。町をあげて南北戦争の戦闘を再現する歴史イヴェントの開催が近づき、誰もがその準備に奔走しているのだ。騒然とした雰囲気のせいか、それまでは目立たなかった微妙な人間関係までが話題にのぼる。そして迎えたイヴェント当日、再現劇では発射されないはずの実弾が人間に射ちこまれた!右往左往する人間たちを尻目にトラ猫ミセス・マーフィ率いる動物探偵団が事件解決に乗り出した!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさきめがね
15
憎まれっ子世にはばかる。相変わらずクロゼットでは不倫と猫ギャングが横行しています。再現劇のくだりを読んでいると、やっぱりアメリカはハリウッドの国なんだなぁと。ハロウィンといいコスプレが根付いているお国柄なんですね。2016/01/28
み
12
益々お喋りになってお利口になって!クルマまで…♪あの方々が裁かれないのは気に入らないです。ブレアも気に入らないなぁ。2014/04/03
FeLis-IA
7
再読。愛とお金と男と女が絡むと、まぁこんがらがりますな。でもこの「散歩をこよなく愛する猫」は終盤うるっとくる場面が多かった。ハリーが見た「話しても誰も信じないと思うわ」という場面は登場人物達には分かりえないマーフィシリーズを読んでいる読者だけの胸熱ポイント。ブレアさんはこれに懲りて少し大人しくしていて下さい。いい人なのはわかっていますから。だってマーフィのお墨つきだもの。2012/12/22
にゃおりん
6
再読。結局これは犯人は逃げおおせたってこと? で、そのままクロゼットにすみ続けているわけ? 許せないっ。猫のマーフィやピューター、犬のタッカーが車を運転してブレアを助ける場面は、何度読んでもうるうるしてしまう。2013/06/06
sena
5
トラ猫、ミセスマーフィー達の会話が楽しい。彼女達、ついにこんな事まで出来るようになったのね*\(^o^)/*2013/04/24