内容説明
ファンクラブ会誌「三毛猫ホームズの事件簿」に、毎号書き下ろされているショートショート。会員から募集したタイトルを基に書き上げられた名品たちは、サスペンス、ミステリー、恋愛ものなど多彩なジャンルに及ぶ。そのなかから本書に収録された27編は、どれも意外な結末であなたを待ち受ける。面白さ抜群! 小説の旨みを凝縮した、贅沢かつ極上の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり*
15
27編のショートショート集。隙間時間やちょっとした待ち時間にに少しずつ楽しんだ。本当に多彩な1冊で、ファンタジーからほっこりからおおっ!(驚)からどろっとからこわっ!!まで様々。平均1編10ページ程度で、さらりと読めるのにラストでハッとさせてくれる。毎度これはどんな結末を見せてくれるのか?と楽しめました。重くなく残らないのでちょっとした時の読書にもピッタリでした。他のショートショートも読んでみようと思います。2023/09/05
coco夏ko10角
7
27の話が詰まったショート・ショート集。面白い!と思った話が同じく赤川さんのショート・ショート集「指定席」より多かった気がする。2013/05/08
kaizen@名古屋de朝活読書会
5
失礼を覚悟して言うと、これが赤川次郎の作品かと思うくらい文学的な香りがします。 赤川次郎が嫌いな人に,赤川次郎の作品だと言わずに勧めるのなら、「間奏曲」を推薦します。 解説を読んだら、理解できました。 ファンクラブの会報に掲載した短文。 ファンクラブの会員が出した標題を,作品にするという恐ろしい企画。 すごい。ファンを大事にする作者の努力が伺える。一番最後の作品は,赤川次郎の優しさと,照れと,正直さ が分かり,「とてもよくできました」という太鼓判を押したいと思いました。「間奏曲」に出会えてよかったと思2011/08/16
cozy
4
いろんなジャンルのショートショートが楽しめます。ファンクラブ会員が指定するタイトルで描かれるショートショート集の第二段で、安定して面白いです。2016/06/27
byk
4
ショートショート集。短いので設定を忘れることもないし、好きな時に区切りをつけることができるし読みやすい。2014/02/07