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内容説明
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人間のパパとキツネのママ、そしてキツネ一族から不思議な力をうけついだ3人の子どもたち。信田家のまわりでおこるとんでもない事件をユーモアたっぷりに描いた人気シリーズの第3弾。ママの正体を知らされていないパパ方のおばあちゃんがやってくることになって、信田家は大騒ぎ。そのうえ、おばあちゃんから送られてきた古い鏡台が届いた日から、次々と怪しい出来事が。鏡のなぞをとくカギは、河童伝説と『ファーブル昆虫記』にあるらしい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
64
今回は信田家のパパが主役みたいですね。パパ方のおばあちゃんが、急に来ることになり、信田家は阿鼻叫喚の様相になります。なぜかというと…ママの家族が人の迷惑をかえりみないキツネ族だからです。案の定、おじいちゃんはベランダから現れるし、夜叉丸おじさんは火の玉を連れてやってきちゃうし、みんな冷や汗たらたら。しかも、問題はそれだけではないんですね。おばあちゃんから送られてきた古い鏡台が届いてから怪しい出来事が起こりはじめるのです…。きっと、信田パパにも何かあるんでしょうね。次巻では、その辺りのことにも触れてますよ。2013/04/10
ミーコ
59
シノダシリーズ 2が図書館に空いて無かったので3 を読みましたが 読み終わった後も、とっても良い読後感に浸れる1冊です。まるで映像を観てる様に 頭の中に浮かんで来ます。ウルッと来たりじんわりした気持ちになったり・・・。アンリを鏡に閉じ込めたまま供養してしまうなんて❢ と悲しい気分になったけど、ママの閃きで素敵なクリスマスを迎える所でエンド。 このシリーズを読んで行くのが楽しみです。2016/10/15
takaC
58
2巻と3巻をパラに読んでいたら厚さの関係で3巻を先に読み終わった。サザエさん風に登場人物が成長しないシリーズなのかと思っていたけど季節の流れがあるということはみんな歳をとっていくのか?それならそれで今後の展開が一層楽しみ。ところで朝6時50分が薄暗いというのは冬だから良いとして起きるには早すぎるってどういうこと?あと後部座席に4人並んで乗れるシビックなんてあるの?あ、そんな事言うのは野暮ですか。野暮ですね。2015/07/07
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
56
毎年お正月になると父方の実家に行くことが恒例でしたが、今年は祖母が一人でユイたちの家にやってくることになりました。その時に祖母が預かり物だと言って送ってきたのは古い鏡台で・・。シリーズ第3弾。遠い子ども時代を思い出したくなるお話でした。何だかんだと言って顔を出したがる母方の親戚。登場するたびに何かせずにはいられないところが、登場するたびに一発ギャグをやる吉本新喜劇の芸人さんみたいで面白かったです♪祖母のキャラクターが良かったので再登場願いたいです♪★★★★2013/01/07
anne@灯れ松明の火
28
シノダ!シリーズ3。シリーズ再読中(好きなシリーズなのに、時間が経つと忘れていて、十分楽しんだ(笑))。初めて出てきたパパの家族。ママがキツネだと知らないおばあちゃんが信田家にやってくる。パパの少年時代の思い出にまつわる不思議なおはなし。普通に書いたら、結構怖い話になりそうだが、キツネ族たちのドタバタが混じって、ちょうどいい塩梅。そして、そのドタバタが、ちゃんと大事な伏線となって、最後には回収される。うまいなあ。やはり今回も、名前がひとつのポイント。うん、名前って大事だね。 2016/08/24