内容説明
柚木草平は今日も美女に振りまわされつつ、事件調査に励む。エステ・クラブの美人オーナーからは、義妹に係わる依頼をされるが・・・・・・。芸能プロダクションの社長からは、失踪した女優の捜索依頼を受けるが、美人マネージャーに振りまわされ・・・・・・。雑貨店の美人オーナーからは、死んだはずの夫から送られてきた手紙についての調査が迷い込むが・・・・・・。柚木を憂鬱にさせる、美女からの依頼の数々。「雨の憂鬱」「風の憂鬱」「光の憂鬱」の三篇を収録した、人気私立探偵シリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
86
【柚木草平】シリーズ第3弾。「雨の憂鬱」「風の憂鬱」「光の憂鬱」の、独立した三つの中編集。ハードボイルド調ではあるものの、三編各々に違うタイプの女性が登場し柚木を振り回すというパターンは健在で、これが案外微笑ましい。柚木目線でストーリーを追えるのも本作の特徴で、登場する女性一人一人が現実的にイメージ出来るのも良さだろう。女性を相手にした時の軽口は、特定の女性だけに向く方が良いとは思うが、それが三枚目への表現だと言うなら、それもアリかも知れない。何故憂鬱というタイトルなのか、読み終えて深く感じる、考える。2020/10/04
涼
28
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/08/post-7b45d3.html2019/08/21
七色一味
20
読破。中編3本を収録してます。2本目「風の憂鬱」は、時系列的に本シリーズの1作目『彼女はたぶん魔法を使う』の後、『初恋よ、さよならのキスをしよう』の前に挟まる作品。美女を相手にした時の軽妙な口調は相変わらず。84頁。おもしろことなんか、東京にもどこにもないんだけどね。東京にあるのは、おもしろいと錯覚することだけ。2014/05/11
いっこう
14
シリーズ第二弾。ストーリーが面白い。三編の作品。2025/02/02
蕭白
10
短編が3作。主人公が出会うのは美女ばっかり。2020/02/06