GA文庫<br> 戦塵外史 野を馳せる風のごとく

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GA文庫
戦塵外史 野を馳せる風のごとく

  • ISBN:9784797337761

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内容説明

国がひとつ、死に瀕していた。「面白かったな」というのが、国の最高権力者アバール大公の感想である。無骨な漢達がしのぎを削る! 戦塵外史シリーズ第一弾! 「どけえいっ」 一陣の風のごとく戦場を駆け抜ける赤毛の巨馬。騎乗する男が振るうのは、一スタルト(約三・六メートル)はあろうかという“削り出し”の大槍だ。それに触れた五人の兵士の首が一度に飛ぶ。人間業ではない。彼の名はダリウス。今は亡きアバール大公国の世継ぎである。その肉体も、精神も、強さも、全てが桁外れの男である。「兵を挙げて頂きたく存じます」 彼の内縁の妻アスティアが連れてきたのは、亡国の皇女フィアナだった。生ぬるい平和に退屈していたダリウスは即決した。たった五人で一国を奪う……。こんな愉快な話が他にあるだろうか。「ひとつ派手にやろうじゃないか!」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春一番

19
戦記ファンタジー。田中芳樹好きな人におすすめ。魔法は出てこない。歴史小説風に書かれているが武に優れた主人公が上げる戦果は現実離れしている。個人で軍勢を相手取り戦況を変えてしまう様はゲームの三國無双シリーズのようだ。時折架空の歴史書を引用する書き方はそう名言はされていないがこの小説が作中世界での後の時代の歴史愛好家が書いたものではないかと思わせる。そういった遊び心が読者を楽しませる。2022/03/14

のれん

13
歴史家の描く戦記風文体というのに私は弱い。 脱線した長い小話や、ありもしない諺や地名、単語の由来を語ったり、不鮮明な過去を想像で埋めたりとそんなとこでワクワクする。 本書は小話は多いが、歴史家の論評が手狭だったり、唐突に現代情勢と比較したりと、少々インターミッションが物足りない。 主人公の褒め方もくどいぐらいだが、ここら辺は最後の飄々であるという部分で幾分かはフォローできる。何より終盤の奇襲突撃シーンは挿絵も相まって、黒澤映画ばり時代劇感が思い起こされ脳が勝手に盛り上がる。 好きなタイプのラノベだ。2021/02/12

ハチマキ

4
前田慶次的な主人公ダリウスの豪快な生きざまって感じの話かな。まぁまぁおもしろい。架空の歴史の歴史書があるかのように書いてるのは好き。2014/03/28

nas

3
5人で国獲りする話。スタートが5人って意味かと思ってたけどほんとに実質5人で国獲りする話だった。あっさり書き過ぎてて序盤はどうだこれは?と思ってたけど慣れると雰囲気があって面白い。架空の歴史書を紹介する体の本はたまにあるけど名前が残っていないので青年と呼ぶことにするとかはなかなか新鮮で面白い、ただそうなると密室で2人だけの会話シーンとかどこから引っ張ってきてんだって気もするけど聞き取りからの覚書かなぁ2019/01/17

結城 つっきー

3
解説がしょぼい ストーリは架空戦記ものの王道を行く 伝記を読んでいるような文体が面白い ★★★★☆2013/11/30

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