内容説明
「開目抄」講義の開始にあたり、池田名誉会長は綴っている。「日蓮仏法の精髄と、その正統教団である創価学会の正義を語っておきたい。そして、創価学会の魂の根幹を残していきたい」と。佐渡流罪という大難の渦中において「開目抄」等の重書を御執筆され、「民衆救済、人類救済のための楔」を打たれた日蓮大聖人。その不惜身命の実践の魂が、「三類の強敵」「転重軽受」「折伏」「生死不二の大功徳」などの多彩なテーマに基づき、名誉会長によって縦横無尽に語られている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
13
上巻に引き続き、三類の強敵の出現、転重軽受の法門などの法華経の教えを説かれながら「流人なれども喜悦はかりなし」という、いかなる大難にも揺るがない絶対幸福境涯を実現された日蓮大聖人の模範の闘争に倣い、この娑婆世界での不惜身命の法華経弘教の実践をしていくことで、凡夫の身に確固とした強い生命を現わしていけることを教えられている。疑いや迷い、不信、諦念や惰性といった己心の無明を信心の利剣で断ち切り、自他ともにかけがえのない使命のあることを確信して、現実変革・宿命転換のための勇気ある一念を周囲に伝播させていきたい。2024/03/04
ロビン
12
エンタメ作品の黒幕、悪役が宗教団体というのは常套手段だと思う。これは宗教が狂信にいたるとか、あるいは腐敗した教団幹部が信者を操るという展開が「いかにもありそうな話」で、視聴者が納得しやすいからであろう。無信仰な人の多い日本なので、大多数の人を悪役にせずに済むというのもあるかもしれない。しかし、日蓮大聖人の闘争と生涯は正視眼で見るならば、紛れもなく崇高なものである。それだからこそ宿命的に凡夫にはなかなか理解できない、難信難解なものであり、反発や疑惑を招きやすいのだろうと思う。崇高さを真っ直ぐ受け止めたい。2023/10/19
qrqrqr
4
P.162 宗教は社会の柱です。その宗教界にあって、「人間を隷属させる宗教」「人間を手段化させる宗教」が横行することは、言うなれば、人々の魂に毒を流すことです。2022/06/14
微
1
折伏は相手への尊敬がなければ成り立たない…。(p160)2014/04/18