富士見ファンタジア文庫<br> マテリアルゴースト2

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富士見ファンタジア文庫
マテリアルゴースト2

  • ISBN:9784829118191

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内容説明

「ケイー! おっはよう! まだ五時だけど暇だからおっはよう!」布団の上から、美少女幽霊ユウに圧し掛かられ、式見蛍の一日がまた始まる。「ケイ~」「ええい、顔を擦り寄せるな!」[霊体物質化能力]という激しく使い道の無い能力を持ってしまった蛍。幽霊に触れるし、幽霊も彼になら触れる。そのためユウは、四六時中、蛍にベタベタ。そんなある日、蛍は、「可愛い女の子ウェイトレスが売り」のファミレスでバイトをすることに。そこで出会ったのは、美しく成長した、幻馴染みの女の子アヤ。ユウも、蛍の同級生・鈴音も、面白くなく……。ファンタジック・ゴースト・ストーリー、ちょっぴりホラーな(?)第2弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nob

12
シリーズ第二巻、蛍たちが巻き込まれるのは世間を騒がす顔剥ぎ事件。前巻よりは控えめなものの相変わらず自殺願望を垂れ流す鈍感主人公に少々嫌いになりそうですが、中盤以降新キャラとバイトへ行くあたりからが非常に面白いです。特に鈴音がアヤに人通りの少ない住宅街に連れていかれるシーンはドキドキですし、その直後のバトルシーンは読み応えがあります。上手い演出に完全に騙されました。後の作品をみてギャグがこの作者の真骨頂だと思っていましたが、こういうホラー描写もいけるのかと意外でした。次巻も読みたいです。2020/02/05

ツバサ

6
上手い。葵せきな先生特有の賑やかな日常に含まれるシリアスな部分を表現するのがとても良い。早く続きを読まなければ。2016/07/17

半熟タマゴ

4
蛍の死にたがりには訳がありそう。章の間に出てくる二人組みも気になるのだけど、本編の方にも出てくるのかな。それとももう出ているとか?2012/05/21

鑑真@本の虫

3
高い完成度に感心。 今回は、蛍の幼馴染みである陽慈とアヤが登場し、一層賑やかになるが、周りの女の子たちは気苦労の深まった様子。蛍の生死観は、本当に興味深い。 だからこそ、各キャラの魅力は非常に高く、純粋に面白い作品に仕上がっている。 終盤に仕掛けられたミスリードに関しては、気付いてはいたが、巧妙で、ゾクゾクとさせる良い描き方だった。 この頃の葵せきなは、盛り上げる場は盛り上げ、笑わせるべきは笑わせ、転換すべきをガラッと展開させる清々しさがあり、惹き付けられる。2014/02/19

てんぷら

3
とてもおもしろかった さすが葵せきな 笑えるところ笑えて言ってることがいい まさかの幼馴染み登場にユウ、鈴音の反応がいい しかしなにより真儀留先輩がかわいい 話としてまずこの世界はホント醜い だけどその中でも蛍みたいな存在、他のまわりのみんなが美しい まさか産婦人科の話がこう繋がるとは 本当の美しさ、可愛さは別のところにあるんだ 「もし、あの状況でホントに化物みたいなのが生まれたとしても……私は、可愛いって、思えたと思う」2013/02/08

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