内容説明
仲間由紀恵、谷原章介主演のドラマ原作。相手が“田舎の名家の医者一族”の息子だったのが不運の始まり。幾多の困難を乗り越え、ようやく新婚生活を始めたものの……夏休みには婚家の墓掃除を命じられるわ、正月には巨大ブリの解体に徹夜だわ、次から次へと「婚家のしきたり」という名の災難が降りかかる。こんな結婚、するんじゃなかった!? 超パワフルな爆笑エッセイ!!
目次
釣り書きってなんですか?
学歴vs士農工商
会議室で嫁面接
足の臭い男と婚約
地味婚三百人で!
その結婚は待て!
蛭子様で式場バトル
ハネムーンは戦争気分で
嫁は一言も口をきいてはならないの掟
お好きに活けてよろしいのよの拷問〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラルル
25
嫁ぐ側も嫁がれる側もどっちもどっち。というかこの出だしで著者はよくこの旦那と結婚したなぁと。だって結婚前から波乱の予感しかしないもの。ここに出て来る人々(著者も含め)が身近に居なくて良かったと心底思いました。私は旦那にもお姑さんにも恵まれている幸せ者。2015/02/12
星落秋風五丈原
19
都会育ちの女性が、田舎の旧家の次男坊と結婚したばかりに味わわされた驚き、苦労の数々、とばかり思っていたのです。 ところが、このヨメ(著者のこと)自身、かなりの問題児。2006/07/23
ミナコ@灯れ松明の火
15
怖がらせるのがお仕事のホラー小説を凌ぐホラーっぷり。一昔前なら「そんなアホなーげらげら」と読めたかもしれないけれど、こういう世界が実在することを身を以て知ってしまった今となっては、これはオバケよりも怖い現実。旦那様をけなしまくりなのが気になるところですが、それもまた愛ゆえ、、なのでしょう!(と思うことに。)2011/07/06
あび
7
結婚て大変ですね。。2016/10/30
イルス
3
垣谷美雨の小説に描かれるような一昔前の「嫁」の概念が散りばめられていて読んでいて疲れた。文化の継承は継承者と被継承者(?)なしではできないし、随分自由になった時代に生まれてきてよかった。 槇村さんは今何をしているのだろうか、調べても出ない。2022/02/26