内容説明
なぜかトラブルに巻き込まれ転校しがちな高浪藍子。そんな彼女が今度こそは転入した御伽学園1年乙組で待ち受けていたのは、巫女やメイド、復讐鬼にハーレムに魔法少女と一筋縄ではいかないクラスメイトたちだった!
※本書は、第一〇回スニーカー大賞(二〇〇五年四月発表)の奨励賞受賞作「君等の記号/私のジケン」を改題し、加筆・修正したものが底本になります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
8
KU。とりあえず、いろんなフィクションの主要キャラを全員1クラスにぶち込んでみよう、まではいいとして、それでやるのがミステリってどういう感性と頭から出来上がったのか、マジ天才。これは一気読み不可避。某高校生探偵の苗字のモリアーティとか、もうそれだけでツボすぎ。2023/11/04
有無(ari-nashi)
3
再読。記号的な生徒が集まったクラスを舞台にしたコミカルミステリ。「勇者」や「巫女」はファンタジー「超能力者」や「人造人間」はSF「女難」や「幼馴染み」はラブコメなど、それぞれが各々の記号に相応しい世界観を持ち行動するが、それが一クラスにまとめられたため支離滅裂な事態となる。さらに、そんなクラスをまとめ事件を解決していく探偵役は、ジャンルの垣根やお約束を無視して、効率的に全てを処理していく。記号=アイデンティティと考えれば深い話なのかも? 当時好きだったのに打ち切られて悔しかったシリーズ。2022/04/19
マインドキャップ
2
読了!ぐはっ‥!完全なる地雷を踏んでしまいました‥。はちゃめちゃコメディーって言えば聞こえはいいですが、そんな甘い作品ではありません。混沌を具現した『ネロ・カオス』の様な作品。何ということだ‥。三巻全部買ってしまった‥。買ったからには読まないといけません‥。地獄が待っている。2016/01/04
cgatocairb
2
Bここまで全部放り込むとは!盛り沢山の登場人物達の活躍が期待されるが、委員長が手段を選ばず強引に解決してしまうのだろうな。あらゆる敵組織もまた出て欲しい。黒幕も良いよね〜。
通行人
1
なかなか面白かったー、改造ヒーローにスーパーロボット、マッド科学者に超能力者と記号をうまく使って話をきれいにまとめてた。このクラスのどたばた劇は見てて楽しい気分になれるわ。委員長と女難はイラつくけど、たぶん狙ってだろうし問題ない2014/03/26