内容説明
母親は子どもが万引きすれば逆ギレし、「ダンナの年収いくら?」と聞きまわる。父親は子の所属するサッカーチームで自分の都合だけをふりかざす。モンスターペアレントVS.ダメ教師―戦いは今日も終わらない。
目次
第1章 サービス業化する学校の「おねだりバトルロイヤル」
第2章 「親」という強烈ないじめ発生装置
第3章 学力テストが引き起こす子どもたちの「代理戦争」
第4章 同級生を蹴り落とす猛烈「サッカー狂室」
第5章 「臭い子ども」が増えている―新・日本の貧困
第6章 幼児化する親たち―「パラサイト・ペアレンツ」
第7章 「ママ友難民」不安を生む凍った笑顔
第8章 教室クライシス!子どもたちの生命力が落ちている
第9章 バカ親、クソガキ、ダメ教師という「作られた対立」
著者等紹介
堀和世[ホリカズヨ]
1964年、鳥取県生まれ。東京大学教育学部卒。1989年、毎日新聞社入社。1995年より、『サンデー毎日』編集部に記者として所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遅筆堂
3
つまみぐい的な取材で、つまらない。2009/05/12
ちぃ
1
学級崩壊・モンスターペアレント・クレーマー・校長や教育委員会・新人教師とベテラン教師に対する子どもの態度・ママ友問題・現代日本の抱える貧困問題と直結する教育現場での荒れ・そしていじめ。「学校」という場を中心としてそこに関わる親・子ども・教師・教育委員会の問題をこれでもかと書き連ねた一冊。「学校」の閉鎖性から隠されてきた(そこに関わる人以外からは殆ど見えない)歪みが語られる。具体的な解決策がある訳ではないが、問題提起と注意喚起としては十分な機能を果たす本だった。2012/08/15
海
0
載ってるエピソードは、まあこう言う本だからこの程度の話だよね、と言った感じのものなので、特に驚くようなことはなかった。ことさら大げさに「こんなに今の学校は破綻しているんですよ」と言う主張がにじみ出ていたが、そりゃ時代は移り変わるんだから学校も生徒も親も変わるよね、と思う。2012/03/29
みき
0
どんなダメ親がいるか 今後の展望を2008年時点で書かれている2023/10/22