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内容説明
「市場主義」による経済構造改革を主張する人々に好んで引用されるシュンペーター。「企業者精神」「イノヴェーション」「創造的破壊」などの概念はどのような文脈で理解されるべきなのか。ウィーンで学び、大蔵大臣・銀行頭取などを歴任、破産の憂き目に遭いながら、独創的理論を打ち立てケインズと並び称された20世紀経済学の天才の思想と生涯を追う。(講談社学術文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
5
評伝。シュンペーターの顔を初めて見たが悪人顏+ツルッパゲだった。2014/01/21
home alone
2
シュンペーターの伝記プラス理論みたいな本。理論はあまり詳しく書かれていないので、どう凄いのかよくわかんなかった。伝記からは、あんま幸せな人じゃなかったんじゃないかとうかがわれた。あと数学が苦手らしくて困ったらしい。なんか可哀想な人にしか思えなかった。これが20世紀代表する経済学者なのか・・・。2012/08/05
いわたん
2
シュンペーターもまた世紀末ウィーンの人だった。 資本主義の長期的な将来には悲観的だが、均衡を破るイノベーションを行う企業者の存在を確信していたシュンペーター。 華やかな天才というイメージだったが、大家になっても数学の勉強を続けたり同僚の講義に学生に交じって出席するなど努力家だったことが分かる。知的達成を記す日記を見ても、とても真面目な人柄が伝わった。2011/12/21
あるある探検隊
1
シュンペーターの人生とその理論について。またそれらの関連について。ケインズ批判紹介の箇所が興味深い。2013/04/16
おかまたけ
1
「パラドックス」をテーマに、時代背景とシュンペーターの関連、シュンペーターの思想の要旨、マーシャル・ケインズとの対比の3点を判りやすくまとめた本。少なくとも、シュンペーター当人に対して興味を持てました。変に『イノベーション』を謳った本を読む前にこの本を読んで良かったと思います。2009/10/15