内容説明
延暦年間、平安遷都で喧しい世相の中、山背国の少年<牛>は貧しい暮らしの中で、若き空海やその師<行叡>と出会い、仏師となる決意を固める。だがそれは同時に世の荒波にもまれてゆくことでもあった。平安時代を舞台に始まり、庶民の目から現代にまで繋がる人間の歴史の連鎖を描こうとする長編力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
13
図書館本:平安時代の庶民の暮らしを知らなかったので楽しかった。2021/04/10
りー
4
ひたすら庶民目線で淡々と語られる物語。主人公の少年=牛くんは、長岡京に大工として建設に行ってる父を待つつ、川で漁をしたり畑を手伝ったりしているしっかり者。やがてその土地は平安京となるべく接収され、彼も父の監督下で、都をつくる大工として働き出します。が、牛くんは、大工でなく仏師になりたいので不満を募らせていきます。この巻は、平安京建設・蝦夷平定・遣唐使派遣、という大イベントが含まれていました。佐伯真魚、後の空海と知り合い、唐へ旅立つ彼を見送るところでラスト。次の巻で、牛くんはどんな成長をするのでしょう。2018/08/30
真理そら
0
再読。澤田さんらしく雑談の多い授業を受けている気分になる物語運び。飛騨工匠の子「牛」は親の仕事を引き継ぐのではなく仏像作りに興味を持つ。桓武天皇や空海等有名人も登場するが、汗と埃にまみれた平安時代の庶民の暮らしが描かれている。「牛」と深いかかわりを持つのは空海。行叡に与えられた詩に導かれて「牛」は東(陸奥)へと出発する。2017/07/10
kayoshi
0
★★★・・ 2008/10/01
depo
0
図書館本。2025/01/30
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