角川文庫<br> 天下騒乱 〈上〉 - 鍵屋ノ辻

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角川文庫
天下騒乱 〈上〉 - 鍵屋ノ辻

  • 著者名:池宮彰一郎
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2013/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043687114

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内容説明

将軍職は秀忠に譲るがそちには幕府を与えよう。揺がぬ天下を築け――大御所家康が死の床で宰相・土井利勝に遺したのは意外な言葉であった。しかし十数年後、一浪人の刃傷沙汰が招いた仇討に、天下は不穏な動きを見せる。幕府の行った処遇に不満を抱く旗本一統と外様大名が、この事件を巡って激しい暗闘を開始したのだ。家康の遺命を奉じる利勝は、騒乱の芽を摘み取るべく、敢えて「悪」をなすことを決意する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

5
荒木又右衛門の鍵屋の辻の決闘を描く作品であるが、上巻はそれに行き着く背景を描く。又右衛門の義弟渡辺源太夫を河合又五郎に殺され、その仇討の話であるが、その経緯と時代背景(外様大名と旗本の軋轢等)、仇討についてなどわかりやすく解説してくれている。人名はなかなか覚えられませんが。やっと本格的に又右衛門も登場し舞台が整ったので、下巻が楽しみになってきた。2016/08/20

moopee

1
★★★☆☆ ある‪仇討が徳川幕府創始期の外様と旗本の代理戦争となっていくお話。土井利勝は悪に描かれがちだが、この利勝は天下平定に身を捧げるいい利勝2017/01/08

yoshisan48

1
幕藩体制が整う前の外様大名と旗本たち、そして幕閣たちの動きがとてもよく分かる。あまり知らなかった状況だったので、興味深く読むことができた。2015/05/15

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

1
池宮さんのは淡々とした語り口が何とも言えない。2014/11/06

1
うぅん。とりあえず読みきった、というだけで、相関図やら背景やら把握しきれてない。些細な事からまた戦国の世へ突入か、とまで広がる騒動。上は外様と旗本の差をうまく使って天下泰平を狙うも下の意識が追い付かない。ただただ置かれた状況を恨み、騒動をきっかけにそれぞれの思惑を巡らせる。結果、騒動は止まることなく大きくなっていく。2013/01/30

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