夜回り先生（１）

著者名：水谷修【作】/土田世紀【画】

小学館（2014/06発売）

• ISBN：9784091885913

内容説明

▼第0話／ブランコ▼第1話／真夜中の少年▼第2話／夢吹き（前編）▼第3話／夢吹き（後編）●あらすじ／病気の母親を支えようと、コンビニで捨てる弁当や、余った給食をもらって回っていたマサシ少年。健気でマジメだった少年は、いつしか隣に住んでいた暴走族のお兄ちゃんの真似事をし始めて、マジメにドラッグを使い、マジメに壊れていった。そんな少年を夜の公園で見かけた夜回り先生は、ラーメン屋のバイトを紹介するなどして、必死に彼を立ち直らせるべく向かい合う…（第1話）。●本巻の特徴／「夜回り先生」と呼ばれる夜間高校教師・水谷修が、夜の闇に飲み込まれそうな少年たちの更生に尽力する感動ドキュメント第1集。各話（第0話を除く）ごとに「夜回りコラム『いいんだよ』」も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[フキノトウ]

昔ＴＶで見た話そのままでしたが、絵になると余計胸に迫って辛いかも。夜に読むもんじゃなかった。

2020/10/16

[gtn]

「俺節」「編集王」の筆力に惹かれ、本書を手に取る。夜回り先生というから、最初は俗なテーマかなと思ったが、境遇に恵まれない人々の心情がダイレクトに伝わる。その抉るような拳は全く衰えていない。土田氏、七年後没。惜しい。

2025/09/23

[もも]

泣いてしまいました。私はとても恵まれて育ったと、涙しました。

2016/11/26

[すぱちゃん@失敗することよりも、 挑戦しないことのほうが、格好悪い]

夜回り先生が夜間高校の教師を辞めることを決意させた事件を描いた｢ブランコ｣、イジメられっ子の一人を救いおばあちゃん校長にその子を託すことに成功した｢真夜中の少年｣、ときて、盲目の母親がレイプされて生んだ少年を先生は夜の世界から救う前に死なせてしまった話｢夢吹き｣へと話は及ぶ。夢吹きの少年はホラ吹きだったが、ああしたいこうしたいという夢をホラに変えて生きてました。読んでいて目頭が熱くなる話ばかりでした。

2019/06/14

[exsoy]

このマンガでは関わった人みんな死んでいるけど、実際にはもっとたくさんの人を助けてるんだよね？

2009/09/29