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内容説明
勉強もしない、反省もしない、誰もそのミスを咎めない――。医療過誤を繰り返す医師が放置されている日本の現状を、医療事件を数多く手掛ける弁護士が報告。問題の本質を探る。
目次
プロローグ 「リピーター医師」との出会い
第1章 リピーター医師の誕生
第2章 リピーター医師はなぜ医療を続けられるのか
第3章 「大病院」は安全か
第4章 改ざんされるカルテ
第5章 鑑定について
第6章 リピーター医師「国家賠償訴訟」へ
第7章 リピーター医師から身を守るために
エピローグ 三人目のリピーター医師との出会い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GOTI
2
☆☆★コロナ禍で医療崩壊が危惧されている。懸命に治療にあたる医療従事者が数多くいるなかで、このような書物をてにすることに若干の後ろめたさは否定できない。リピーター医師とは医療過誤を繰り返す医師のこと。十数年前の時点では厚労省や日医は医療過誤を犯した医師のデータベースを持たず、医師免許のはく奪などの処分を行っていなかったため、ミスを繰り返す医師の数が五百人の超えていた。15年以上前に出版されたものなのでデータは古く、状況が変わっているのか否かは不明です。改善されていることを期待するばかりです。2021/01/18
キムチ
1
古今東西、「医師」は最も権威があり、崇高な職業とされてきたからこそ「白い巨塔」のドラマが今でも医療界の代名詞になっている。筆者は医療ミスでの辛い原体験を持ち、今でも弁護士として最前線の弁護士。コンパクトながらよくまとまってかなりの内容を盛り込んでいる。入門書というより、現実的に誰しも慄然とするようなレベルまでのもの。情報社会とはいえ、専門的、特化していく社会で働く、過ごす傾向になってくるとこういった問題は「人ごと」と思いがち。だが、分娩、高齢事故をはじめ、いつ誰が遭遇しても不思議はない問題と思った。2012/07/26
解熱
1
医療の忙しさについては頻繁に取り上げられているので理解していたが、医療の厳しさについてはこの本で初めて思い知らされた。医療事件で患者側に立つ弁護士の視点で綴られている。2012/02/24
クミコ・ロッテンマイア
1
ミスを連発する医師に何らかのペナルティを、という本。主張はもっともだが、政治が動くのはいつになるのだろう。2009/06/09
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