内容説明
雪女や座敷童、がらくたたちが招くあやかしたちの饗宴へーー。
結婚相談所に現れた“人間の種”を欲しがる妖怪(「町外れ」)、
他人から運を盗む座敷童(「童の本懐」)、
呪術師と“使い捨て”の幽霊(「煙のように光のように」)、
ヒト型ケアAIと忘れられた女神(「NINI」)、
お化け屋敷で働くがらくた(お化け屋敷へ、ようこそ)
、少女と巨人の切ない国生み物語(「巨人の樹」)。
英語で怪談フォークロアを描き、SF界で注目を集める日本人作家ユキミ・オガワの国内オリジナル短編集、ついに邦訳! ひととひとならざる者が連帯する、物語ることのよろこびにみちた11の怪異譚。
目次
町外れ
煙のように光のように
お化け屋敷へ、ようこそ
つらら
童の本懐
NINI
手のひらの上、グランマの庭
パーフェクト
千変万化
巨人の樹
アウェイ
解説 わたしたちが知っている、わたしたちの知らない世界 大滝瓶太
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
furoyomi
1
日常から天地創造へ。SF.ファンタジー.ホラーとそれぞれ読み味の異なる11編は、明らかに意図を持った掲載順に並べられている気がします。その流れを意識した上で「つらら」「童の本懐」「NINI」の中盤作品が自分には相性がよく面白く読めました。2025/08/11
245
0
日本在住日本人なんだけど、英語で書かれた翻訳文学。私は「巨人の樹」が特に好き。覚えていない夢から覚めたときの切ない感じと人に包まれて眠るときの幸せな感じが思い起こされる。日本の怪談的なとこは、ネイティブで読む人はどんな感覚になるのかなあ?2025/08/14
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