内容説明
蔵書印で所有欲を満たす男は彼女の体にもベタベタと……、債権者に追われた社長は本の一ページに刷り込まれて安らかな顔で……、本の洪水に流された男は姿が発見されなかった……。本を愛し、本に淫し、本に魂を奪われたビブリオマニアの生態を描く幻想奇譚集。
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目次
プロローグ
愛読
積読
乱読
焼読
印読
孤読
中読
害読
猟読
冒読
逃読
健読
神田橋古本横丁
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
丸猫うどん(旧カレーうどん)
17
本の蒐集家という名の変態博覧会。本を愛し過ぎて常軌を逸している人々の、悲喜こもごもを描いた短編は、本好きなら多少身につまされる部分もあるのでは。こんな話もはやホラーだ、と思える内は、まだあちら側に行ってない証拠か。いやぁ楽しかった。2015/10/04
ひちょな
1
図書館本。本を愛し、本に淫し、本に魂を奪われたビブリオマニアの生態を描く古本幻想奇譚集。何かにのめり込みすぎるのは恐ろしい。2020/09/26
あきら
1
本好きには、必ず思い当たる所があるであろう作品好きです2013/02/19
まろん
1
本に踊られる人々。実在の人物が眼に浮かぶ。2010/08/04
東城
0
愛書家と称される人々の話が独特の雰囲気を醸し出しているのは何故だろう。それは本そのものが活字以上の価値を持っているからではないだろうか。他の趣味、例えば骨董趣味にしても、収集物を家族や恋人、友人と見做したりはしない。ところが愛書家にとってその図式は問題なく成立するのだ。この本は愛書家の一面を極端に誇張したものに過ぎない。しかしながら、本を愛する者は多少なりともこのような因子を抱え込んでいることは否定できないだろう。狂っている。だが理解はできる。それ故に面白い。本書の感想を端的に表せばこんな所だろうか。 2016/06/12
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