内容説明
ソフトウエア開発の方法論を幅広く網羅した入門書。上巻は設計やプログラミング、下巻はテストやデバッグを扱う。1993年発行の第1版を、Webアプリケーションの普及などを踏まえて大幅に改定した。著者はソフトウエア工学の第一人者で、知識体系「SWEBOK」の構築を主導する。計1200ページを超える大部だが、ソフト開発プロセスを建築設計にたとえるなど、難解になりがちな内容を分かりやすくまとめている。
目次
第1部 基礎を固める(ソフトウェアコンストラクションへようこそ ソフトウェア開発への理解を深めるメタファ ほか)
第2部 高品質なコードの作成(コンストラクションにおける設計 クラスの作成 ほか)
第3部 変数(変数の使用 変数名の力 ほか)
第4部 ステートメント(ストレートなコードの構成 条件文の使用 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
78
プログラマ志望の人にはぜひ読んで欲しい。プログラマになってしまうと、仕事が忙しくて読む時間がない人が大勢いる。学生のうちに読んでおくのがいい。goto文論争など基本的な情報の資料。すでにプログラマになっている人はC言語プログラマだけに限らず読むべし。会社が、本当にプロを養成するつもりなら必ず読めという。会社が読む時間を工面してくれるはず。プロとしてプログラムに向き合う時に必要なこと。最初は全部理解しようと肩肘はらずに気軽に読み進んだ方がいい。仕事で関係がありそうな話題になった時にもう一度読み直そう。2014/04/01
numno1
6
「目からウロコ」という内容はないですが,プログラミングシーンの良いプラクティス・ノウハウが明快な理由の説明つきで網羅されている名著だと思います。2015/06/25
kuro
5
2012/12/08【読了後追記】 職場仲間との朝活で、数ヶ月に渡りやっと分厚い本を読み終えた。 この本、ソフト設計に携わる人にとっては必読だと思った。 なぜ今まで読んでいなかったのかと。 何度も読み返すことになるだろうと思う良書です。 2012/09/25 超久々に、プログラミングの勉強を。 変数の使い方ひとつとっても、 ものすごく丁寧に、また間違いを犯しやすいやり方なんかも説明されていて、 ソフト設計に関わる人は絶対読むべき本だなぁと。2012/12/08
のりちょ
3
学ぶことが多すぎる本。筆者は評論家ではなく、技術者。だから理想論ではなく現実的な視点で書かれている。かなりボリュームがあって大変だけど、年に一回は読み直した方が良さそう。条件判定は小さいものから順に書く。それと、変数は使用する直前に初期化する。これを実践するっす。2020/01/31
hideoku
3
プログラミングやシステム開発で抑えておくべきことが詳細に書かれていて教科書としては最高レベルだと思う。が、読むのが遅すぎた感。知ってることが多くて長くてつらかった。初心者ががんばって読めるなら、絶対読むべき。2013/04/23