内容説明
ソフトウエア開発の方法論を幅広く網羅した入門書。上巻は設計やプログラミング、下巻はテストやデバッグを扱う。1993年発行の第1版を、Webアプリケーションの普及などを踏まえて大幅に改定した。著者はソフトウエア工学の第一人者で、知識体系「SWEBOK」の構築を主導する。計1200ページを超える大部だが、ソフト開発プロセスを建築設計にたとえるなど、難解になりがちな内容を分かりやすくまとめている。
目次
第5部 コードの改善(ソフトウェアの品質 コラボレーティブコンストラクション デベロッパーテスト ほか)
第6部 システムの考慮事項(プログラムサイズが及ぼす影響 コンストラクションの管理 統合 ほか)
第7部 ソフトウェア職人気質とは(レイアウトとスタイル 読めばわかるコード 個人の性質 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
56
現実のある側面を描写。「最も速いプログラマは最も多くの欠陥を検出し、最も速く欠陥を検出し、最も多くの欠陥を正確に修正した。品質、コスト、時間を秤にかける必要はない。それらは同時に達成できる。」制約条件として、最も優秀なプログラマだけに作業をしてもらえばがつく。しばしば制約条件抜きの議論がIT業界に忍び寄る。制約と仮説を記載しているとよい。2014/04/02
kuro
4
ソフトウェア関係者は、読む価値のある本。 ソフト品質に興味のある自分としては、上巻よりも面白かった。2013/02/15
のりちょ
2
かなり時間かかったけど読み終えた。命名規則からコメントの付け方、人間性までいろんな角度からプログラマーについて書かれた本。この本に書いてあることを人に伝えることは難しい。出来れば全員が一度この本を読んでからコーディング規約について話ししたい。この本読んでて気付いたけど、スパゲッティどころか手ゴネハンバーグのようなコードは、いきなりリファクタリングは無理やな。まずはコメントを書きまくってコードを理解していくことが大事。2020/05/28
fjt7tdmi
2
こういう本を出してくれるところが Microsoft の偉いところだと思う。
masi
2
Kindleで読んだけど、辞書的にパッと探したい時があるので本で買えばよかったと後悔。 内容的にはかなりの良書。参考文献も多くて派生してあれもこれも読みたくなる1冊(上下ともね)。上巻の内容からもう一歩進んだ内容で、実装者のみならずレビュワーも読むべき観点が多いです。上下巻合わせて読む事をおすすめします。2017/06/18