内容説明
世界戦略上の重要拠点マダガスカル。超重爆撃機の本土進入など、独逸の抵抗に合いつつも、陥落は目前に迫っていた。一方、第二パナマ運河を完成させ再び脅威となったアメリカに対し、大高首相は龍宮作戦を発令。海中移動要塞鳴門の全貌が!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のむ
12
印度亜大陸への侵攻を狙う、ヒトラー総統と大高首相の知恵比べで始まる一冊。敵の罠、持久戦による時間稼ぎを認めながらも、大高はマダガスカルを、印度洋を制しさらにアフリカ東岸を制し、アフリカ全土をそしてユーラシアを制する拠点と位置づけている。 大高地政学では反中心思想を説き、大亜細亜リムランド構想を実現せんとする。その大亜細亜共栄圏では、鬼手東方エルサレム共和国建国による優れたユダヤ民族の知的資源や膨大な資金、また第三帝国の脅威を逃れたロンドンやチューリッヒ資金までもが安全な亜細亜に流入する。 学びたい思想書。2014/02/09
急いで突厥
2
読了日は読み終わった日のかなり前です。 架空戦記、紺碧の艦隊シリーズ第4弾。 世界戦略上の重要拠点であるマダガスカル島の陥落が ドイツ軍の抵抗にあいながらも目前にせまる。 一方で第2パナマ運河を完成させたアメリカの脅威が 再び高まる。 再度、アメリカを挫くべく、竜宮作戦が発令となる。 作戦に海中要塞鳴門が投入される。2004/01/01
おい
1
この巻で登場した海中要塞はいまいち性能等が、分かり難かった。 ただ、日本人の特徴等、作者の考えの根幹ははっきり&しっかりと伝わり、読みごたえあるものとなっている。2013/11/05