内容説明
別れてちょうだい――レイオット邸に響く女の罵声。その正体はナレア。レイオットの担当魔法管理官ネリンの妹がのりこんできたのだった。レイオットのだらしなく呑気な日常。そしてその裏側で進行する魔族テロとは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
toriko
2
ネリンさんの妹さんの出現。基本的に短編なので読みやすいです。いたね!この革命家!これだけ出張っているのに本編ではまったくレイたちに認識されず消えてかわいそう。フレッドとここで面識もったのかと納得なんですが、あの、本編でもその旨きちんと触れていてくださいよ…いきなり知り合いになっていて、まぁ番外編にでたんやろ、とは思いましたが。2017/06/14
megyumi
2
6巻プラス短編集1巻。以前挫折した巻数まで辿り着いた。「人間の暗黒面」を追求した作品としてはありがちなキャラの類型感はあって、それなりに心理描写に割いてるのに全然人物への理解が深まった気がしなかったんだけど、6巻のゲストキャラは内面を書き込まないことでかえって奥行きが出てるような気がした2014/04/22
ぎお
2
ストレイト・ジャケット短編集。このシリーズを読むのは久々だ。今巻の主役はネリンの妹・ナレア。五つの短編すべてに登場し、色々と活躍する。かなりグロい描写があったり社会の影なんかも描かれたりする中、よくも悪くも真っすぐなナレアが作中でも、読み手から見ても大きな救いになっている。カペルと一緒のシーンは頬がゆるむ。シモンズ姉妹はカペルに良い影響を与えまくっているな。あとがきにあった、レイオットに子供たちがカルガモ親子のようについて行く話も見たかった。2014/04/24
みかづき
2
個人的に好きな話は「ダンゼツのソラ」。ナレアみたいな子はまだまだ未熟だからこそまぶしい。みなさんのレイオット評価が、まさにその通りという感じで面白かった。番外編ですが敵も顔見せしていたので、次の本編が楽しみ。2012/05/10
ASKA
2
レイオットはかっこよく、カペルはかわいい!『人』って何なのか、考えさせられます。2006/07/04