内容説明
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かつてない明晰な現代文で、誰にでも通読できる『正法眼蔵』の全貌がここに!道元最晩年の編述とされる「十二巻本」に五篇の「拾遺」を収め、既刊四分冊とあわせて、日本最高の哲学思想の全巻が完巻。千年を越えて、インド亜大陸から中央アジア・東アジアにわたる交通・通商の拡大がもたらした哲理の総体をその究極へと徹底した、精緻で巨大な達成。
目次
正法眼蔵拾遺(法華転法華 唯仏与仏 生死 ほか)
十二巻本正法眼蔵(出家功徳 受戒 袈裟功徳 発菩提心 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
8
途中、他の本に浮気したため(笑)、全体のイメージをつかめることができず。また、解説にもあるように、幾分付け足し的要素もあるため、前巻までの鮮烈なイメージに乏しいというのが正直なところ。特に終盤は、やや世俗的な説教的な趣があり、やや退屈な印象が否めなかったか。また、仏教説話的エピソードの割合が多かった。全巻を読了して思ったのは、今更ながらだが、仏教についての素養の欠落。特に個々のタームについてあまり理解しないまま読み進めた感が。また、注釈の掲載が巻末というのはかなり不親切。今度は再度原典に挑戦するかな。2020/06/30
roughfractus02
3
書物は思考を建築と化しその階段を上らせようとする。が、ただ只管坐る者は、平らかな板の上にいる。登り切った階段は不要だから捨てるのではなく、むしろ降りねばならない。著者は「生動」を保つ平時の生に感謝する。肯定すべき生を見出した者だけに、その資格があるのではない。平時を保つ者なら、それに通じていなくても、できていることだ。では、何も変わらないのか? 否、相手との関わり方、宇宙との関わり方が変わる、と著者はいう。修行の中にあって、修行は何のために必要かという問いを自らに課した男は、ただ坐ったまま変容し続ける。2017/02/16
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