河出文庫<br> 現代文訳 正法眼蔵〈5〉

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader

河出文庫
現代文訳 正法眼蔵〈5〉

  • ISBN:9784309407234

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

かつてない明晰な現代文で、誰にでも通読できる『正法眼蔵』の全貌がここに!道元最晩年の編述とされる「十二巻本」に五篇の「拾遺」を収め、既刊四分冊とあわせて、日本最高の哲学思想の全巻が完巻。千年を越えて、インド亜大陸から中央アジア・東アジアにわたる交通・通商の拡大がもたらした哲理の総体をその究極へと徹底した、精緻で巨大な達成。

目次

正法眼蔵拾遺(法華転法華 唯仏与仏 生死 ほか)
十二巻本正法眼蔵(出家功徳 受戒 袈裟功徳 発菩提心 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

8
途中、他の本に浮気したため(笑)、全体のイメージをつかめることができず。また、解説にもあるように、幾分付け足し的要素もあるため、前巻までの鮮烈なイメージに乏しいというのが正直なところ。特に終盤は、やや世俗的な説教的な趣があり、やや退屈な印象が否めなかったか。また、仏教説話的エピソードの割合が多かった。全巻を読了して思ったのは、今更ながらだが、仏教についての素養の欠落。特に個々のタームについてあまり理解しないまま読み進めた感が。また、注釈の掲載が巻末というのはかなり不親切。今度は再度原典に挑戦するかな。2020/06/30

roughfractus02

3
書物は思考を建築と化しその階段を上らせようとする。が、ただ只管坐る者は、平らかな板の上にいる。登り切った階段は不要だから捨てるのではなく、むしろ降りねばならない。著者は「生動」を保つ平時の生に感謝する。肯定すべき生を見出した者だけに、その資格があるのではない。平時を保つ者なら、それに通じていなくても、できていることだ。では、何も変わらないのか? 否、相手との関わり方、宇宙との関わり方が変わる、と著者はいう。修行の中にあって、修行は何のために必要かという問いを自らに課した男は、ただ坐ったまま変容し続ける。2017/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/243740
  • ご注意事項

最近チェックした商品