内容説明
湯女(ゆな)あがりながら、抜群の美貌と才覚で吉原随一の太夫となった花魁勝山(おいらんかつやま)には、人には言えない秘密があった。遊女の身で、男を受けつけられない煉獄の日々。ただ1人心を許した町奴(まちやっこ)の幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)も、水野十郎左衛門の屋敷で凶刃に……。明暦の大火、親友の謀殺。波乱に満ちた遊女の生涯を描く哀切の吉原絵巻。(講談社文庫)
感想・レビュー
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あここ
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廓の中の遊女さんの恋愛話かなぁっと思いつつ。何か目からウロコっとゆうか。性同一性障害・・・心とは裏腹にどんどん綺麗になっていく勝山さん。いや、心が女だって遊女するんは辛いんやけど。どっちにしろ体だけなんやけど。。考えたコトもなかったけど昔だっていはったやろうな。心が女じゃない人が。なるほど。。自分でもよう分かってないんやと思う。この状態が。誰にどうゆう感情持ってるんか、何か分からんうちに遊女にされて。人生ぐちゃぐちゃやし。性別関係なく、大事な人がどんどん離れてくのは辛いね。。勝山さんが罪背負うコトないのに2011/10/24