心理パラドクス - 錯覚から論理を学ぶ101問

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心理パラドクス - 錯覚から論理を学ぶ101問

  • 著者名:三浦俊彦
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 二見書房(2004/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576041681
  • NDC分類:141.5

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内容説明

心――直観や錯覚――にまつわるパラドクス。それが本書のモチーフです。哲学や科学の有名な諸問題をリンク付けて体系化した問題集という点では前著『論理パラドクス』『論理サバイバル』と同じですが、視点というか、出題方法が異なっています。
パラドクスの解決を読者に直接求めた『論パラ』『論サバ』に対し、本書では、解決以前の「問題の成り立ち」をたびたび問いかけました。つまり、各問題の表題になっている「心の会計簿」「パーキー効果」等々といった学術用語を知る人にとっては知識だけで解ける問題が大半ですが、そうした用語を知らなかった人は、頭を使いながらパラドクスを自ら構成する楽しみを味わえるでしょう。
(「まえがき」より)

目次

第1章 ヒューリスティクス3部作―“みんな”はどう答えるか?
第2章 フレーミング3部作―“みんな”にどう問おうか?
第3章 常識vs論理の巻―罪、星巡り、掟。どこでどうズレたのだろう?
第4章 知らぬが仏の巻―予期と投機とゲームの理論
第5章 下手な鉄砲も数撃ちゃ進化論の巻―自然選択、観測選択、取捨選択
第6章 急がば確率の巻―偶然と必然と愕然と
第7章 論証を尽くして天命を待つ巻―憶説から仮説そして定説へ
第8章 天然情緒と人工知能の巻―心への3つの関門:脳/文化/対話
第9章 オメガ点の巻―無限に速く、無限に小さく、無限に確かに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

119
経済行動学などの分野や意思決定の分野に絡んでくる設問が非常に多いと感じました。再読ですが結構覚えていました。前の2冊よりは分かり易い気がしています。今回のは論理学というよりも題名で書かれているとおり心理学的な観点で、盲点を突いている課題が多いという気がします。頭のリフレッシュになります。2016/12/06

臨床心理士 いるかくん

27
論理的に物事を考えるために。2014/06/16

磁石

16
心理と論理の違い。論理的な考えというのは、実に常識から外れている異端だということが分かる。新しい視点を得られるというのは、こういう事を言うのだろうと思う。色んなパラドクスの紹介ではあるものの、それがなぜパラドクスなのかをちゃんと説明してくれている以上、初心者向けだけとは言えない中身の濃さがある。2015/01/08

oDaDa

9
『論理パラドクス』よりも読むだけで理解できるので簡単だが、論理パラドクスの方が面白かった。閃きとかが心理学にはあまりないのかも。理系の教養がつく興味深い内容。2014/03/08

小木ハム

5
一気に読むとしんどいので毎日3~4題ずつで併読。身近な事柄に例えてくれているものもあれば、エントロピーの増大とかよくわからないけどわかった気になる問題もあったり。″あなたの答え″ではなく、″他の人はどう答えそうか″を考える問い掛け多数。人を動かすうえで、″人の無意識″にひもを引っ掛けて誘導するPR法は実生活でも使えそうだけど、自分には使いこなすアタマも柔軟性も無いです。関係ないですが『マイルドに搾取する病原体』というフレーズに思わずフフってなった。2017/04/27

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